ぐりんぐらんメンバーが生産者と触れ合いながら、北海道の農業の魅力に触れる2泊3日のツアーが今年も開催されました。
5回目となる今回は、野菜の収穫体験からの選果場見学、フルーツ狩りに加え、ワイナリー訪問やお料理教室まで、北海道の秋の味覚を存分に楽しめる内容。全国各地からGREEN FAN CLUB ぐりんぐらん会員の皆さん総勢24名にご参加いただきました。
ツアー初日は、北広島市にあるホクレン「くるるの杜」での収穫体験。じゃがいもやにんじん、かぼちゃを収穫し、直売所でお買い物をした後、小樽市のホテルに宿泊。2日目は仁木町・余市町で果物狩りやワイナリー見学などを楽しみました。最終日は旬の秋鮭を使ったお料理教室に参加。盛りだくさんの2泊3日となりました。
ここではツアー2日目、3日目の様子を詳しくご報告します。
全国の皆さまに北海道の農業をもっと知っていただきたい、
そして皆さまともっとつながりたいという思いから立ち上げたファンクラブ「GREEN FAN CLUB ぐりんぐらん」。
北海道農業や農畜産物についてもっと知って・楽しんでいただくための
様々な活動を、レポートでお届けします。

2024.9.19〜9.21ぐりんぐらん農業体験ツアーのご報告
2泊3日で北海道の秋の味覚を満喫

2日目は仁木町で、ミニトマトの収穫体験からスタート。JA新おたる仁木町トマト生産組合の組合長理事、渡辺幸仁さんのハウスを訪問しました。はじめに渡辺さんからミニトマトの収穫方法を教えていただき、赤・黄さまざまな品種を食べ比べながら、好みのミニトマトをパックに詰めていきます。もぎたてのミニトマトを頬張る皆さんからは、「甘〜い!」という驚きの声が次々に。「おいしさがぜんぜん違いますね」と感心するのは、三重県から参加した椿崎富子さん・一弘さんご夫妻。「ツアーの内容がとても充実しているから」と、昨年に続き2回目の参加となりました。生産者の渡辺さんは、「普段は収穫体験を受け入れていませんが、このような機会を得て皆さんの『おいしい』という言葉を聞くと、励みになります」と語ってくれました。

渡辺さんにお礼を言って、次に向かったのはJA新おたるのミニトマト集出荷貯蔵施設。生産者さんの元で収穫されたミニトマトが集まってくる場所です。ここで皆さんは、先ほど収穫したミニトマトの「その後」について知識を深めます。
畑から届いたミニトマトが出荷されるまで、機械と人の手とで管理されている工程を、JA新おたるの職員の方に案内してもらい見学。昨年に続き三重県からご夫婦で参加した鵜飼典昭さんは、「選果場の見学は初めて。品質管理が行き届いていてすばらしいですね」と感心した様子。兵庫県から参加した塚本広子さんは、「こんなにいろいろなミニトマトがあるんですね。食べ比べも面白かったわ」と、見学前に3種類のミニトマトを食べ比べた感想も教えてくれました。


続いては、余市町内の丘の上にある「中井観光農園」で、りんご・ぶどう狩りを体験。眺めのいい果樹畑では、樹の上でりんごが真っ赤に熟し、ぶどう棚の下は甘い香りで満ちていました。皆さんは、ハサミとかごを手に「これは!」という果実を見つけ摘み取ってはもぎたての味を楽しんでいました。昨年に続き神奈川県から参加した木内明男さんは、「果物狩りが一番の楽しみでした。いろんな味があるね」と、品種による味の違いも楽しんでいました。山形県から参加した鈴木和子さん・敏男さんご夫妻は、「山形も果物の産地ですが、北海道のフルーツもおいしいですね!」と声を弾ませました。

中井観光農園の後は、お待ちかねのランチ。仁木町内にある農村公園「フルーツパークにき」のビュッフェでお腹を満たしたら、次はJAよいちの「よいち・土井体験農園」でプルーンの収穫を体験します。旬の時期には樹の上で糖度が21度にもなるというプルーン。生産者の土井大生(ひろき)さんに収穫方法を教えていただき、味見をしながら収穫しました。「プルーンが樹に実っているところを初めて見たので感動です」と目を輝かせていたのは、愛知県から来た冨谷美子さん。ご主人の賛二さんとツアー初参加です。全員で記念撮影をして、次の目的地、「NIKI Hills Winery」へ向かいます。

「NIKI Hills Winery」は、2015年に造成を開始し翌年からぶどう苗を植え、現在1万7,000本のぶどうを栽培しワインを醸造しています。こちらで、ガイド付きワイナリーツアーに参加。収穫間近のぶどう畑や醸造工場、ワイン樽が眠るカーヴなどを見学し、3種類のワインをテイスティングしました。おいしいワインと美しい風景に一段と打ち解けた雰囲気になる参加者の皆さん。このツアーを通して親交を温めている神奈川県から参加の山田晶子さん・牛久保真規子さん母娘と大阪府から参加の萩原啓子さん・華さん母娘は一年ぶりの再開を記念して一緒に写真撮影。「食の体験以外にもこうして皆さんに会えるのが楽しみです」と、牛久保さんは笑顔を見せました。茨城県からご夫婦で参加の鈴木とし子さんは、「おしゃれな造りのワイナリーでガーデンも素敵でした」と、話してくれました。

たくさんの笑顔があふれた2日目を終え、東京都から初参加の村上みつえさんは、「普段、なかなかできない収穫を体験できて、生産者の方々からお話も聞ける貴重な機会でした」と1日を振り返りました。今回、リピーターの鈴木康夫さん・とし子さんご夫妻に誘われて神奈川県から参加した豊田健治さん・かおるさんご夫妻も、「大好きな北海道でおいしいものが食べられて楽しかったです」と満喫したご様子。今年はご主人と参加した愛知県の平松ひで子さんは、「今年もたくさん収穫を楽しみました」と笑顔を見せてくれました。昨年に続き、ご夫婦で参加した愛知県の石崎聖子さんは、「坂下先生のお料理教室もすごく楽しみです」と翌日へ期待を寄せていました。
思い出もお土産もいっぱいになった皆さん。バスの中ではツアー恒例のクイズ大会も盛り上がり、日暮れ前にホテルに到着。夕食は皆さんそれぞれ、小樽の食を楽しみました。

最終日となる3日目は、小樽を後にし札幌市内へ。北海道ぎょれんによる漁業講座に続き、「北海道産食材を使った料理教室」に参加します。料理教室の講師は、ホクレンGREENの冊子やWEBでもおなじみの料理研究家・坂下美樹先生です。坂下先生による見事な秋鮭捌きのデモンストレーションを見学し、皆さんで料理に挑戦。
メニューは、「鮭といくらの親子ちらし」「秋野菜の山わさび焼き浸し」「にんにくざんぎ・赤玉ねぎ添え」そして「ヨーグルトムース・プルーンソース」の4品です。どの料理にも北海道産食材がたっぷり盛り込まれています。グループごとに楽しく料理し、完成したら皆さんでランチタイムを満喫しました。
今年も盛り上がったぐりんぐらん農業体験ツアー。また来年も、北海道農業を応援してくださる元気な皆さんにお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています!

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