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道産馬鈴しょなどの振興へ  カルビーと包括連携協定調印

2020.08.06

左からカルビーの松本本部長、伊藤社長、ホクレンの篠原会長、藤井部長
 
 ホクレンとスナック菓子メーカー国内最大手のカルビーは8月5日、馬鈴しょをはじめとする北海道産農産物の振興に向けた包括連携協定の調印式を札幌市内の北農ビルで開くとともに、連携の第一弾として、ホクレンオリジナルブランドの馬鈴しょ「よくねたいも」を原料に開発したポテトチップスの新商品「CHIPS NEXT Original(チップス ネクスト オリジナル)の発売を発表しました。
(※協定締結の経緯や新商品の概要などについては、ホクレンホームページの【ニュースリリース】をご覧ください)
 
 調印式の冒頭あいさつでホクレンの篠原末治会長は、今回の協定締結により「さらなる付加価値を創出した(北海道ブランドの)商品を消費者の皆さんに提供していくことができると期待している」とし、「魅力あふれる北海道産農畜産物の生産、流通、販売を通じ、カルビーとホクレンがそれぞれの強みを生かしながら、北海道の食の未来を担う、さまざまな事業に取り組んでまいりたい」などと意欲を示しました。
 
 また、カルビーの伊藤秀二社長は、北海道農業の輪作体系を支える重要な作物である馬鈴しょの生産は近年、加工用が増加傾向にあることなどを挙げ、「(カルビー、ホクレン)両者が北海道の畑作農業の振興のため力を合わせてやっていこうということになった」と経緯を説明。「私たちの仕事は農業と一緒になって発展していかないと意味がない。需要をつくり、原料の供給を増やすことを、ホクレンと一緒に進めることで、より大きく社会に貢献できるのではないかと思う」と言葉に力を込めました。
 
あいさつする篠原会長(左)と伊藤社長
 
 引き続き、カルビーの原料部門を担うカルビーポテトの中村一浩社長が原料調達の現状などについて、また、ホクレン種苗園芸部の藤井正樹部長が「よくねたいも」で採用しているCA貯蔵技術などについて、それぞれ解説。会場内では、「よくねたいも」(品種「キタアカリ」)を使用した新商品「CHIPS NEXT Original」も試食提供されました。
 
素材そのままのおいしさ
 
 この新商品について、カルビー執行役員の松本知之マーケティング本部長は「『素材そのままのおいしさ』という原点に立ち返り、次世代を意識して開発した新感覚の商品。『よくねたいも』は糖度が高いため加工が難しく、各工程でひと手間掛けた新しい製法を採用することで焦げずにおいしく召し上がっていただけるようにした。あえて味付けもしていない」と、素材本来の味を重視したポテトチップスであることを強調しました。