2012年ニュースリリース
北海道の田んぼの未来を守る 北海道産 直播米(じかまきまい) 「タネから育ち ほしまる」発売 -2012年3月3日から順次発売-
商品紹介 2012.02.24
ホクレン農業協同組合連合会(北海道札幌市・代表理事会長 佐藤俊彰) は、北海道稲作農業が抱える大きな課題に対し、北海道の田んぼの未来を守る事を使命と感じ、現在主流の移植栽培とは異なる「直播栽培」で育てた北海道産直播栽培主力品種「ほしまる」を「タネから育ち ほしまる」という商品名で、2012年3月3日より、道央圏を中心としたホクレンショップ・ホクレンFood Farm(一部店舗除く)で発売いたします。 |
<北海道産直播米(じかまきまい) タネから育ち ほしまる(5kg)パッケージ> |
<北海道産 直播米(じかまきまい) タネから育ち ほしまる> |
※ホクレン農業総合研究所調べ |
■商品名・米袋デザインについて ◎商品名 タネから育ち ほしまる 聞きなれない「直播栽培」の特徴である「田んぼに直接タネモミを播き育つ」事を、できるだけ分かりやすく生活者へ伝えたい。という事をネーミングコンセプトとしています。 ◎米袋デザイン (表面)お米がタネから育っていく過程を「タネ」、「芽」、「稲穂」の3段階のイラストと写真で分かりやすく表現。また炊きたての「ほしまる」の写真で美味しさをアピールしています。 (裏面)直播米の必要性を生活者に理解頂きたい。理解頂く事が北海道の田んぼを守っていくことに繋がると願い、北海道稲作農業の現状や課題、直播米が果たす役割を記載しています。 ※米袋デザインは「じゃらんママプロジェクト」のメンバーと一緒に選考しました。 |
<直播米(じかまきまい)とは> 「直播栽培」は移植栽培のように、「育苗」や「田植え」の作業がいらないため、稲作農家の負担を軽減できる栽培方法。「担い手不足」「一戸当たりの面積拡大における作業負担増」による水田面積維持が難しくなっている北海道稲作農業の大きな課題に対し、北海道の未来の田んぼを守るため、全道的に取り組んでいく必要がある栽培方法です。 |
【直播米(じかまきまい)マーク】 |
【直播米が必要な理由 1】 田んぼの面積はほぼ横ばい。しかし農業の担い手は減少。 移植栽培とは異なる栽培方法が、求められています。 北海道の水稲作付面積はほぼ横ばいですが、稲作農家は高齢化などで減少しています。 今後稲作農家一戸当たりの作付面積はますます拡大し、稲作農家の負担も大きくなっていきます。 |
■北海道の水稲作付面積と稲作農家 ※農林水産省「農業構造動態調査」「農林業サンサス」「作物統計」より |
【直播米が必要な理由 2】 稲作の直接労働時間の44%が、育苗と田植え。 この作業を省く事で、稲作農家の負担を軽減できます。 稲作で最も時間がとられる作業は、1.育苗 2.管理 3.田植え です。 育苗+田植えは直接労働時間の44%を占め、スケールメリットを得難い作業といわれています。 育苗と田植えを省ける「直播栽培」は、一戸当たりの面積が拡大しても、負担が軽減されるため田んぼの面積維持に有効です。 |
■北海道の10a当たりの直接労働時間(平成22年) ※農林水産省農業経営統計調査「米生産費(北海道)」より |
【直播米が必要な理由 3】 田んぼを守ることは、自然環境の保全などに貢献します。 農業が継続して行われることによって、「国土の保全」、「水源の涵養(かんよう)」、「自然環境の保全」、「良好な景観の形成」、「文化の伝承」等、食料供給以外の多面にわたる機能が働きます。中でも田んぼは、雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防いだり、暑さをやわらげたり、多様な生きものを育みます。生活に様々な「めぐみ」をもたらす田んぼを守るためには、「直播栽培」は有望な選択肢です。 【製品概要】
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【問い合わせ先】 |
ホクレン農業協同組合連合会 米穀事業本部 米穀部 主食課 Tel:011-232-6233 Fax:011-242-0135 |