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ニュースリリース


2015年ニュースリリース

ニュースリリース

「平成27年7月~9月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2015.06.23

 平成27年6月23日

各 位

ホクレン農業協同組合連合会

 「平成27年7月~9月期配合飼料供給価格」について

 

1.平成27年7月~9月期配合飼料価格

平成27年7月~9月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約1,700円値下げすることを決定しました。

情勢は以下のとおりです。

 

①  とうもろこし

とうもろこしのシカゴ定期は、3月には390セント/ブッシェル前後で推移していたが、3月31日米国農務省発表の作付意向調査で新穀の作付面積が事前予想を上回ったことから軟調に転じ、370セント/ブッシェル台まで下落した。その後、天候に恵まれ作付けが順調にすすみ、5月12日発表の米国農務省需給見通しで、生産量が史上3番目の高水準になると見通されたことから軟調な展開が続き、現在は360セント/ブッシェル前後で推移している。

今後は、米国産新穀の作柄に影響を与える夏場の受粉期にむけて天候に左右される相場展開が見込まれる。

 

②  蛋白質原料

大豆粕のシカゴ定期は、3月上旬には370ドル/トン前後で推移していたが、南米産新穀大豆が豊作であることに加え、3月31日米国農務省発表の作付意向調査で、米国産新穀大豆の作付面積が前年に比べ増加し需給が緩和するとの見方から340ドル/トン台まで下落した。その後、5月12日発表の米国農務省需給見通しで、史上最高の豊作であった昨年に近い生産量が見通され、大豆の期末在庫率が13%台に改善したことから下落し、現在は330ドル/トン台で推移している。

 

③  そうこう類

コーングルテンフィードは、異性化糖の需要期が継続するため発生量が増加見込みであり、需給は若干の緩和傾向の見通しにある。

ふすまは、6月19日からの業務用小麦粉の値上げを前に仮需が発生し、ふすまの発生量が増加するものとみられるものの、7~9月期はその反動からふすまの発生量が減少すると予想される。しかし、畜産需要も限定的であることが予想されるため、需給は引き続き均衡する見通しである。

 

 

④  脱脂粉乳・濃縮ホエーたん白

脱脂粉乳は、米国での生乳生産が順調に推移していることと、オセアニアでの干ばつによる生産への影響が予想より小さかったため軟化傾向を示し、産地価格の下落により値下げとなる。

ホエイパウダーは、生産量が増加していることから、産地価格の下落により値下げとなる。

 

⑤  海上運賃

海上運賃は、燃料価格の下落により3月には33ドル/トン前後まで値下がりした。その後、南米産新穀の輸出が4月に最盛期をむかえ一時的に上昇したものの、南米産新穀の輸送需要が一段落し船腹需要が緩和したことから下落し、現在は32ドル/トン台で推移している。

今後は、中国むけ石炭の輸送需要が減少していること、船腹需要が緩和していることなどから弱含みで推移すると見込まれる。

 

⑥  外国為替

外国為替は、3月以降米国の利上げ期待が強まる中で、雇用統計など米国の経済指標が低調であったことから119円~121円台で推移してきたが、5月下旬に米連邦準備理事会議長が年内に利上げすることが妥当と発言したことを受けて、5月末から124円を超える円安となっている。

今後は、急速な円安の進展に対する警戒感があるものの、米国の利上げ観測や日本の金融緩和継続から、円は弱基調で推移すると見込まれる。

 

2.配合飼料安定基金

平成27年7~9月期の補てん単価は、平成27年10月下旬の安定基金理事会で決定されます。 

 

3.相場チャート

関連資料参照 

 

【この件の問い合わせ先】

ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課

 ℡ 011-232-6185

 

関連資料: