2019年ニュースリリース
「令和2年1月~3月期配合飼料供給価格」について
お知らせ 2019.12.20
令和元年12月20日
各 位
ホクレン農業協同組合連合会
「令和2年1月~3月期配合飼料供給価格」について
1.価格改定額と飼料原料情勢
令和2年1月~3月期配合飼料価格は、前期に比べ、為替が円安であることや海上運賃の値上がりにより、とうもろこし・大豆粕などの飼料原料価格が上昇していることから、本会全畜種平均でトン当たり約800円値上げすることを決定しました。
情勢は以下のとおりです。
(1)とうもろこし
とうもろこしのシカゴ定期は、米国の収穫作業が遅れているが、直近ではやや軟調な展開となり、現在は370セント/ブッシェル台となっている。
今後は、生育期に入る南米産地の天候が注目されるが、作柄が確定するまでは底堅く推移することが見込まれる。
(2)蛋白質原料
大豆粕のシカゴ定期は、作付期を迎えた南米の乾燥懸念や米中貿易摩擦への懸念などにより、320ドル/トン前後で推移している。
今後のシカゴ定期は、南米における生育期の天候や中国を中心とした消費国の需要動向、米中の通商交渉に影響を受けながら相場形成される。
(3)そうこう類
コーングルテンフィードは、異性化糖の不需要期であるため発生量が減少する一方、畜産需要が高まるため、需給は引き締まる見通しとなっている。
ふすまは、小麦粉需要の最盛期となるため発生量は増加するが、畜産需要も最盛期となるため需給は均衡する見通しとなっている。
(4)脱脂粉乳
脱脂粉乳は、堅調な需要により主産地の在庫が減少しており、国際相場が上昇している。
ホエイパウダーは、米中間の貿易摩擦やASF(アフリカ豚コレラ)の影響による中国向け需要が減退したことにより、国際相場が下落している。
(5)海上運賃
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、令和2年1月からの排出ガス規制強化に伴う燃料コストなどの上昇により、現在は50ドル/トン台前半で推移している。
(6)外国為替
外国為替は、9月上旬には106円台で推移していたが、足元の米国経済指標が良好であること、米国金利の追加利下げ観測が後退したことなどから円安が進み108円台で推移している。
2.配合飼料安定基金
令和2年1~3月期の補てん単価は、令和2年4月下旬の安定基金理事会で決定されます。
3.相場チャート
別紙のとおり
【この件の問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課
℡ 011-232-6185
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