ホクレン

文字サイズ

MENU


ニュースリリース


2020年ニュースリリース

ニュースリリース

令和2年10月~12月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2020.09.18

令和2918

各 位

ホクレン農業協同組合連合会

 

「令和210月~12月期配合飼料供給価格」について

 

1.価格改定額と飼料原料情勢

令和210月~12月期配合飼料価格は、前期に比べ、外国為替は円高となるものの、とうもろこしおよび大豆粕のシカゴ定期や海上運賃などが上昇していることから本会全畜種平均でトン当たり約1,150円値上げすることを決定しました。

情勢は以下のとおりです。

 

(1)とうもろこし

とうもろこしのシカゴ定期は、中国向け輸出成約の大幅な増加や米国産地の高温乾燥などによる作柄悪化懸念から上昇し、現在は350セント/ブッシェル前後で推移している。また、シカゴ定期に加算される内陸産地からの集荷コストなどは、米国産の輸出需要が増加していることから上昇している。

今後は、生産量の下方修正の懸念や、中国をはじめとする旺盛な需要に支えられ、相場は堅調に推移するものと見込まれる。

 

(2)蛋白質原料

大豆粕のシカゴ定期は、米国産地の高温乾燥による大豆の生育悪化懸念などから、現在は340ドル/トン台まで上昇している。

今後は、米国産大豆の生産量見通し、新型コロナウイルスの影響、および中国を中心とした消費国の需要動向に影響を受けながら堅調に推移するものと見込まれる。

 

(3)そうこう類

コーングルテンフィードは、新型コロナウイルスの影響を受け、国内・中国のスターチメーカーの稼働低迷が続いており、価格は堅調に推移するものと見込まれる。

ふすまは、例年12月に向けて製粉メーカーの稼働が最盛期となり、発生量も増加するが、今年は前年並みの発生量は見込めず、厳しい需給状況となることが見込まれる。

 

(4)脱脂粉乳

輸入脱脂粉乳は、米国・EUでの新型コロナウイルスの影響から生乳消費が伸び悩み、生乳を処理するために増産されたことから、産地価格は下落している。

ホエイパウダーは、ホエイ需要の低迷から相場は軟調に推移し、産地価格は下落している。

 

(5)海上運賃

米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、5月には30ドル/トン台で推移していたが、中国向けの穀物や鉄鉱石の輸送需要が増加し、8月には50ドル/トンまで上昇した。その後、鉄鉱石輸送需要が一段落したことから、現在は45ドル/トン前後で推移している。

 

(6)外国為替

外国為替は、新型コロナウイルスの影響により、世界的な景気後退が続いていることや、米国の低金利政策が長期化するとの見方から円高が進み、現在は106円前後で推移している。

 

2.配合飼料安定基金

令和21012月期の補てん単価は、令和31月下旬の安定基金理事会で決定されます。 

 

3.相場チャート

   別紙のとおり

 

 

【この件の問い合わせ先】

  ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課

℡ 011-232-6185

 

関連資料: