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ニュースリリース


2022年ニュースリリース

ニュースリリース

「令和5年1月~3月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2022.12.16

令和41216

各 位

ホクレン農業協同組合連合会

 

「令和51月~3月期配合飼料供給価格」について

 

1.価格改定額と飼料原料情勢

令和51月~3月期配合飼料価格は、穀物相場は堅調に推移しているものの、海上運賃の下落や外国為替が円高であることから、本会全畜種平均でトン当たり約1,200円値下げすることを決定しました。

 

(1)とうもろこし

とうもろこしのシカゴ定期は、9月中旬には670セント/ブッシェル前後で推移していたが、米国産地における生育期の高温乾燥などによる作柄悪化懸念から、10月には690セント/ブッシェル前後で推移した。現在は、米国産の輸出需要が低調なことなどから、640セント/ブッシェル前後で推移している。

今後は、南米産の生育状況やウクライナ産の輸出状況が注目されるものの、米国産の在庫率が依然として低水準であるため、相場は堅調に推移するものと見込まれる。

 

(2)植物粕

大豆粕のシカゴ定期は、9月には470ドル/トン前後で推移していたが、大豆油需要の高まりによる大豆粕発生量の増加が期待されたことに加え、11月の米国農務省の需給見通しで大豆の生産量が上方修正されたことなどから、軟調に推移した。現在は450ドル/トン前後で推移している。

 

(3)そうこう類

ふすまは、小麦価格高騰による小麦粉需要の低迷から製粉メーカーの稼働が低下している一方、飼料需要が増加していることで需給は逼迫している。輸入品においても、小麦粉製品の消費量が落ち込んでいることから発生量が減少し、需給は引き締まっている。

コーングルテンフィードは、国内スターチメーカーの稼働が依然として低水準であることから発生が低迷し、輸入品の産地価格上昇もあり、需給は引き締まっている。

 

(4)脱脂粉乳等

乳由来原料の国際相場は、主要輸入国である中国の輸入量減少や、物流の混乱が一定程度落ち着いたことから、軟調に推移している。

また、同じ乳由来原料で高たん白価の濃縮たん白ホエイパウダーについても、需要減退により在庫が増えたことから、産地相場は下落している。

 

(5)海上運賃

米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、中国向けの鉄鉱石や石炭の輸送需要の一時的な回復により10月には70ドル/トンまで上昇したものの、輸送需要が一段落したことや原油相場の下落により軟調に推移し、現在は50ドル/トン前後となっている。

今後は、北米産穀物の出荷増が見込まれることや、南米産大豆の出荷期を迎えることから、海上運賃は底堅く推移するものと見込まれる。

 

(6)外国為替

外国為替は、日米金利差の拡大を受けて10月下旬には150円まで円安が進んだものの、11月に発表された米消費者物価指数が市場予想を下回ったことや、米国の利上げペース減速予想などからドルが売られ、現在は136円台で推移している。今後は、日米金利差は続くものの、米国の利上げペースが経済指標の悪化により鈍化する懸念があることから、一進一退の相場展開が見込まれる。

 

2.配合飼料安定基金

令和513月期の補てん単価は、令和54月下旬の安定基金理事会で決定されます。

 

3.相場チャート

   別紙のとおり

 

 

【この件の問い合わせ先】

  ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課

℡ 011-232-6185

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