「オリジナルソーセージを作ろう」を体験しました

くるるの杜 体験記

札幌のお隣、北広島市内にあるホクレン 食と農のふれあいファーム「くるるの杜」。
広い農村空間に、体験農場や調理加工体験施設、農畜産物直売所、農村レストランまであり、
農作物にまつわる「育てる、作る、食べる、感じる、つながる」が体験できます。
そんな「くるるの杜」から、毎月、旬の体験プログラムやおすすめ情報をお届けします。

【今回のテーマ】

「オリジナルソーセージを作ろう」を体験しました

「オリジナルソーセージを作ろう」を体験しました

豚ひき肉100%で作る自家製ソーセージに期待大

豚ひき肉100%で作る
自家製ソーセージに期待大

「くるるの杜」の体験メニューは、畑での農作業から室内での調理加工まで、バラエティ豊か。今回は「オリジナルソーセージ作り」に挑戦します。家庭で手作りするにはハードルの高いソーセージ。一体、どうやって作るのか期待が高まります。まずはメインの材料となる豚肉やソーセージについてお勉強。「濃い赤よりも薄いピンク色をしているほうが、より若い豚の肉」「ウインナーはソーセージの一種」など、豆知識を教えてもらいました。

特別ゲストにソーセージ作りのプロ。命をいただくことを実感

特別ゲストにソーセージ作りのプロ。
命をいただくことを実感

「子豚はどんな鳴き声でしょう?」。参加者に向けてこう質問したのは、今回の特別ゲスト、浅野農場の町屋裕二さん。当別町にある浅野農場は、町内産の小麦を餌にSPF豚(※)「スマイルポーク」を一貫生産しています。「正解はピーピーと鳴きます。とってもかわいい子豚ですが、生後180日で出荷される運命。それまで快適な環境で大切に育てます」。その言葉に、私たちの食生活は大切な命で成り立っていることを改めて実感しました。
※道産SPF豚は、農場の設備や衛生管理について特定の条件を設け、豚の健康状態をしっかりチェックすることができる認定農場でのみ生産されています。

手が冷たくても、おいしいソーセージには氷が大事

手が冷たくても、おいしい
ソーセージには氷が大事

大切な命をいただくのだから、おいしく残さず食べるのが人間の務め。最高のソーセージを作るぞ! と決意も新たに調理に取りかかります。引き続き町屋さんが指導してくれます。最初に玉ねぎ、にんにく、しょうがをすり下ろします。次に、ボウルに豚ひき肉と塩、砕いた氷を入れ、手でよくこねます。ん? 氷? 実はこれがソーセージをおいしくするコツ。肉を8℃以下に保つことでうま味を最大限に引き出します。ヒャ〜、手が冷たい!

粘りが出るまで混ぜ合わせいよいよ腸詰め作業に

粘りが出るまで混ぜ合わせ
いよいよ腸詰め作業に

ボウルにすり下ろしておいた食材とスパイス類を加え、粘りが出るまで混ぜ合わせたら、いよいよ腸詰めです。用意されていたのは、薄くてやわらかい羊の腸。まずは水鉄砲のような形のソーセージメーカーにひき肉を充てん。次に先端部に腸を被せ、引き金を引きながら少しずつ肉を出し、腸の中に詰めていきます。このとき、肉を出す勢いが強すぎると、腸が破れてしまうので要注意。ドキドキ、ハラハラする作業です。

長〜い1本のソーセージをグリグリねじっていくと・・・

長〜い1本のソーセージを
グリグリねじっていくと・・・

慎重に肉を詰めていくと、1mほどのソーセージができあがりました。達成感はあるけれど、これで大丈夫!? 町屋さんが次の作業を説明します。「指で表面を優しくなでながら、太さを均一にします。次に好きな長さでグリっとねじりましょう」。私は10cmほどのところでねじり、また10cmほど空けて次は逆回転でねじり、これを繰り返します。さらにゆでやすいように、2本をまとめてねじると、見たことのある姿になりました。

ソーセージのできあがり!ゆで立てのおいしさは格別

ソーセージのできあがり!
ゆで立てのおいしさは格別

さあ、いよいよ仕上げです。ソーセージは沸騰手前の80~90℃でゆで上げます。鍋に入れ、火加減を見張りながら待つこと20分。ゆで上がったら、ねじったところでカットして、いただきます! プリプリのソーセージを噛むと口の中に肉のうま味がジュワッと広がり、ご飯、いや、ビールが欲しくなるおいしさ。添加物ゼロだから、家族にも食べてもらいたい味です。このおいしさを求めてまた来たくなる、リピート必至の体験でした。

2月22日(土)〜24日(月)は「くるるの杜の雪まつり」

2月22日(土)〜24日(月)は
「くるるの杜の雪まつり」

今回の体験は参加費1口2,800円(税込)。2時間ほどの体験でソーセージ約300gを作りました。また2月22日(土)〜24日(月)は毎年恒例「くるるの杜の雪まつり」を開催! 楽しいイベント盛りだくさんで、帰りは直売所の新鮮な食材をも購入できます。ぜひ遊びに来てください。
>くるるの杜ホームページ

ホクレン食と農のふれあいファーム
くるるの杜

北広島市大曲377-1 TEL 011-377-8700

www.hokuren-kururu.jp