もち米の収穫/JA道北なよろ(名寄市)
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北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。第8回目は、名寄市からもち米の収穫風景をお届けします。全国的にも高く評価されている名寄産のもち米。全国各地の銘菓にも使用されています。広々とした田んぼは北海道ならでは。黄金色に輝く大地に北海道の秋を感じてください。
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- 北海道は
日本一のもち米産地 - 北海道はもち米の生産量、作付面積ともに日本一。毎年2位以下に大差をつけ、安定的に3万トン以上を出荷しています。栽培エリアは全道に広がりますが、最大産地は道北の名寄市で、全生産量の3割以上。稲作の北限といわれる地域は、今、日本一のもち米産地としても名を馳せています。
- 北海道は
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- 寒さに負けない、
もち米づくりに注力 - 名寄市では、大正時代からうるち米の生産を行ってきました。しかし、品質や収穫量が安定せず、冷害に遭うこともしばしば。そこで50年ほど前から、うるち米に代わり、耐冷性の高いもち米の栽培に力を注いできました。品種改良も功を奏し、今では収穫量・品質ともに高い評価を受けています。
- 寒さに負けない、
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- 「もち米団地」の徹底で
高品質を維持 - 名寄市に限らず、北海道では「もち米団地」と呼ばれる生産方式を取り、まとまった地域でもち米を栽培しています。周辺の田んぼでは、うるち米を一切栽培せず、もち米とうるち米との受粉を回避。純度の高いもち米を生産し、高品質を維持しています。
- 「もち米団地」の徹底で
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- 銘菓に欠かせない存在に
- 名寄産の代表品種「はくちょうもち」は、時間が経っても硬くなりにくく、きれいな白い色が特徴。全国的に知られるいくつもの銘菓に使用されています。かつて苦戦を強いられた稲作は、先人たちの挑戦で、もち米に活路を見い出し、今、地域の誇りとなっています。