枝豆の収穫
(JA中札内村/中札内村)

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枝豆の収穫(JA中札内村/中札内村)

【 60 秒 】

北海道農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、十勝の中札内村から、ビールのお供に欠かせない「枝豆」の収穫風景をお届けします。8月中旬から9月中旬にかけての約1カ月間、大型ハーベスターを使用し24時間体制で行われる、ダイナミックな収穫の模様をご覧ください。

  • 全国トップクラスの『枝豆』
    JA中札内村がある中札内村は、帯広市の南側に位置し札内川の流れに沿うように拓けた村です。畑作や養鶏、酪農が盛んで、特に1983年から栽培が始まった『枝豆』は、全国でもトップクラスの生産量を誇ります。現在、管内77戸の生産者が枝豆を栽培し、共同で収穫・集荷を行うJA帯広かわにしの生産者29戸分と合わせて総収穫量は年間5,000tを超えます。そのすべてを冷凍枝豆に加工して、全国各地へと出荷しています。
  • 生産者とJAがタッグを組んで収穫
    JA中札内村では、生産者と密に連携しながら、枝豆の栽培を行っています。播種や収穫の日程は計画的に振り分け、収穫作業は生産者とJA職員が交替制で各圃場を回って行います。2024年は8月17日から枝豆の収穫がスタート。24時間体制で1人6時間ずつ交替しながらハーベスターを運転し、9月中旬まで休むことなくスピーディーに枝豆を収穫していきます。
  • 夜通しの収穫で1日約200tを加工へ
    枝豆の収穫は、JAが所有する大型ハーベスターを活用して行います。ハーベスターは、一度に4本分の畝を収穫しながら時速2〜3kmで走行。茎から枝豆のさやだけを巻き取るようにして、ハーベスター後方に備えられたタンクの中へ吹き上げて行きます。その際、不要な枝や葉は、自動で選り分けられて畑へ。タンクが一杯になると、ダンプカーに積み替えられ、JAの枝豆加工施設へと搬入されます。
  • 畑から3時間のおいしさを冷凍保存
    収穫期間中は、加工施設も24時間体制で稼働しています。到着した枝豆はすぐに洗浄、加熱されて瞬間冷凍へ。工場から一番遠い圃場の枝豆でも、収穫から3時間以内に冷凍保存し、鮮度とおいしさを保持。収穫期が終わると、順次、選別・パック詰めされ、全国へと出荷されます。「今年は実の入りも味も過去最高と言えるくらいの出来です。ぜひ全国の皆さんに食べていただきたいですね」。JA中札内村代表理事組合長の島次良己さんは、収穫の様子を見守りながらうれしそうに目を細めました。冷凍庫から取り出して、自然解凍するだけで、歯ごたえも塩加減もちょうどいいJA中札内村の枝豆。見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。