Vol.26 北海道ならでは。カントリーサイン(生き物) 編
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カントリーサインという言葉を聞いたことがありますか?
北海道では、市町村の名所、特産品などのイラストと
市町村名を合わせた看板をカントリーサインと呼んでいます。
今回はGREEN編集室が取材の途中で見つけた、
「生き物」をシンボルとしたものをご紹介します。

>カントリーサインの位置づけ

vol.26
北海道ならでは。カントリーサイン(生き物) 編

トップバッターは、別海(べつかい)町のカントリーサイン。
草原をバックに牛を描いた、北海道らしいデザインですね。
別海町は乳牛の数がなんと人口の約7倍(※1)の約105,000頭(※2)、生乳生産量日本一の町です(※1)。
また、別海町では牧歌的な光景が広がっています。



※1 別海町ホームページより
※2 北海道「肉畜等に関する調査」2020年より

牛の次は羊をシンボルとしている士別市をご紹介します。
士別市では羊毛、羊肉の生産に力を入れていて、
その中でも顔に毛がはえてなく、黒くなっているサフォーク種を中心に飼育し、
「士別サフォークラム」としてブランド化しています。

北海道と馴染みの深いサケが登場するのは、標津(しべつ)町。
秋サケの漁獲量日本一を記録したこともある町です。
標津川には年間約30万匹のサケが遡上すると言われ、
その上流にはサケ文化の伝承、自然との共存を目指す「標津サーモンパーク」があります。
サケの背景に浮かぶ島は、標津町から見える北方領土・国後島(くなしりとう)です。

真っ赤なカニ「花咲ガニ」を打ち出している町は、根室市です。
その名の由来は、「花咲半島(根室半島の旧称)で多く水揚げされたから」、
「熱を加えると、甲羅が真っ赤に変わるから」とも言われています。
漁期が短い貴重なカニで、根室市を代表する海の幸です。

最後は、可愛らしい鳥が目を引く清水町です。
清水町では、町民から募集した町の「鳥」、「花」、「木」を定めています。
この鳥は、町の「鳥」・うぐいすのキャラクターで「うっちゃん」と呼ばれ、
様々な形で愛されています。
実は町の「花」として定められたスズランも描かれていますが、見つけられるでしょうか?



北海道には179の市町村があります。
カントリーサインを見て、その町の自慢や個性を知るのも楽しいですね。