2015年ニュースリリース
「平成28年1月~3月期配合飼料供給価格」について
お知らせ 2015.12.21
平成27年12月21日
各 位
ホクレン農業協同組合連合会
「平成28年1月~3月期配合飼料供給価格」について
1.平成28年1月~3月期配合飼料価格
平成28年1月~3月期の配合飼料供給価格については、前期と比べ、外国為替は円安となるものの、とうもろこし・大豆粕価格などが値下がりすることにより、本会全畜種平均でトン当たり約800円値下げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。
① とうもろこし
とうもろこしのシカゴ定期は、9月11日発表の米国農務省需給見通しで新穀生産量が下方修正され一時上昇したものの、収穫が順調に進んだことから380セント/ブッシェル前後の展開が続いた。その後、11月10日発表の米国農務省需給見通しで新穀生産量が上方修正され期末在庫率が11.3%から12.9%に増加したことから下落し、現在は370セント/ブッシェル台で推移している。
米国産とうもろこしは、史上3番目の豊作がほぼ確定したが、エタノールむけ需要が堅調であることなどから、当面は現行水準の相場展開が見込まれる。
② 蛋白質原料
大豆粕のシカゴ定期は、9月には米国産大豆の豊作期待から340ドル/トン前後まで下落した。その後、収穫が順調に進むなか、11月10日発表の米国農務省需給見通しで前年を上回る史上最高の豊作が見通されたことから更に下落し、現在は310ドル/トン台で推移している。
国内大豆粕価格は、シカゴ定期の下落により値下がりが見込まれる。
③ そうこう類
コーングルテンフィードは、引き続き異性化糖の不需要期となるため発生量は限定的となる見通しとなっている。それにより、需給はタイトな状況が続くものと予想される。
ふすまは、1月12日に業務用小麦粉価格が値下げにより、年末に向けて挽き控えが発生することが予想され、年始以降にその反動で挽砕量が回復していくものの、需給は均衡した状態が続く見通しである。
④ 脱脂粉乳・ホエイパウダー
脱脂粉乳は、産地での生乳生産量の減少懸念もあり据え置き見込みであるが、ホエイパウダーは、産地でのチーズ生産量増加により液体ホエイの発生量が増加しており値下げが見込まれる。
⑤ 海上運賃
米国ガルフ・日本間パナマックス型海上運賃は、8月上旬には中国の南米産大豆の買付けが一段落し船腹需要が緩和したこと、燃料価格が下落したことなどから35ドル/トン前後まで値下がりした。その後、中国むけ鉄鉱石や石炭の輸送需要が低調になったことから軟調な展開が続き、現在は30ドル/トンを下回る水準で推移している。
今後は、中国むけ輸送需要が引き続き低調に推移することと見込まれていること、燃料価格が軟調に推移していることなどから、海上運賃は弱含みで推移するものと見込まれる。
⑥ 外国為替
外国為替は、8月中旬には世界的な株価急落などによりリスク回避の動きが強まったことから円が買われ、120円台まで円高となった。その後、10月下旬に欧州で金融緩和が実施されるとの見方が強まったこと、米国の利上げ期待が高まったことなどにより円安が進み、現在は123円前後で推移している。
今後は、米国の利上げや欧州の金融緩和政策などを材料に、一進一退の相場展開が見込まれる。
2.配合飼料安定基金
平成28年1~3月期の補てん単価は、平成28年4月下旬の安定基金理事会で決定されます。
3.相場チャート
別紙のとおり
【この件の問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
℡ 011-232-6185
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