2015年ニュースリリース
平成28農薬年度 農薬価格について
お知らせ 2015.12.21
平成27年12月21日
報 道 各 位
ホクレン農業協同組合連合会
平成28農薬年度 農薬価格について
平成28農薬年度(平成27年12月1日~平成28年11月30日)の農薬価格については、ホクレン取扱全体で▲0.67%の値下げで決定いたしました。
1.価格交渉の経過
(1)ホクレンは9月から農薬メーカー各社と個別に価格交渉を行ってきました。
(2)この中でメーカーは①原料価格の上昇や出荷数量減少に伴う採算の悪化、②電気料金等の値上げによる製造経費の上昇、③登録維持経費の増大、などから値上げを主張しました。
(3)これに対しホクレンは、北海道農業の厳しい状況と生産者からの生産資材コスト抑制に対する強い要請を背景に、値上げ幅の抑制及び値下げを求めました。
2.決定内容
(1)交渉の結果、大型規格や主要薬剤の一部品目について値下げし、大半の品目を据え置きました。なお、原料価格の上昇や数量減少により採算が悪化している品目の一部について値上げすることとなりましたが、全体としては値下げで決着しました。
(2)さらに、農協改革集中推進期間として、本会独自で1億円規模(△0.5%)の特別対策を実施し、最終的には加重平均で0.67%の値下げで決定しました。
3.主な価格変動品目
(1)値下げ品目(製品値下げ・大型規格格差の拡大)
スミチオン乳剤(殺虫剤)、フロンサイドSC(殺菌剤)、
バッチリ剤、ピラクロエース剤(水稲除草剤)等
(2)値上げ品目(原料価格上昇・採算性悪化)
アグリマイシン、ドイツボルドーA、リゾレックス剤(殺菌剤)
デナポン剤(殺虫剤)等
4.防除コスト低減に向けた取り組み
ホクレンはJAや関係機関と協議・連携し、以下のとおり生産コスト低減に向けた取り組みを行います。
(1)組合員ニーズに沿った大型規格を設定し普及拡大に努めます。
(2)特許切れ農薬(ジェネリック品)の普及拡大に努めます。
(3)水稲水口施用や育苗灌注剤等の省力化に繋がる防除技術を推進します。
以 上
【この件のお問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 資材事業本部 肥料農薬部 農薬課
TEL 011-232-6160(直通)