2016年ニュースリリース
「平成28年4月~6月期配合飼料供給価格」について
お知らせ 2016.03.22
平成28年3月22日
各 位
ホクレン農業協同組合連合会
「平成28年4月~6月期配合飼料供給価格」について
1.平成28年4月~6月期配合飼料価格
平成28年4月~6月期の配合飼料供給価格は、前期に比べ、為替が円高となっていることや、とうもろこし・大豆粕などの原料価格が値下がりしていることから、本会全畜種平均でトン当たり約3,700円値下げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。
(1)とうもろこし
とうもろこしのシカゴ定期は、12月には380セント/ブッシェル前後で推移していたが、南米産が豊作見通しであることや、現地通貨安により輸出競争力が高まったことから、米国産輸出が低調となり、現在は360セント/ブッシェル前後で推移している。
今後は、新穀の作付面積や作付け時の天候に左右される相場展開が見込まれる。
(2)蛋白質原料
大豆粕のシカゴ定期は、12月には310ドル/トン前後で推移していたが、南米産大豆の豊作見通しを受け、弱含みな展開が続き現在は290ドル/トン台で推移している。国内大豆粕価格は、シカゴ定期の下落により値下がりが見込まれる。
(3)そうこう類
コーングルテンフィードは、3月中旬以降、異性化糖の需要期に入るため、発生量が増加する見通しとなっている。また、輸入品も発生量が増加することや、中国国内の畜産需要が低調なことから産地価格は下落傾向にある。
ふすまは、4月以降、畜産需要の増加が予想されるものの、小麦粉需要の高まりから小麦挽砕量も増加し、ふすまの需給は緩和に向かうものと予測されている。
(4)脱脂粉乳・ホエイパウダー
脱脂粉乳は、EUなど主要産地での生乳生産が横ばいで推移し産地相場は安定しているものの、為替が円高となっていることから値下げが見込まれる。
ホエイパウダーの産地価格は、現地在庫数量により変動があったものの、現在の価格は前期比横ばいで推移している。為替円高となっていることから値下げが見込まれる。
(5)海上運賃
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、11月には30ドル/トン前後で推移していたが、燃料価格が下落したことなどから軟調な展開となり、現在は25ドル/トン前後で推移している。
今後は、船腹需要の緩和状態が継続する見込みであり、海上運賃は現行水準で推移するものと見込まれる。
(6)外国為替
外国為替は、12月には1ドル120円を超える水準で推移していたが、1月に入り中国経済の減速や原油価格下落による産油国の財政悪化など、リスク回避の動きから117円台まで円高が進んだ。その後、世界的な株安などから急速に円高が進み、現在は113円前後となっている。
今後は、世界の株式市場動向や各国の金融政策などを材料に、一進一退の相場展開が見込まれる。
2.配合飼料安定基金
平成28年4~6月期の補てん単価は、平成28年7月下旬の安定基金理事会で決定されます。
3.相場チャート
別紙のとおり
【この件の問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課
℡ 011-232-6185
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