2019年ニュースリリース
「令和元年7月~9月期配合飼料供給価格」について
お知らせ 2019.06.21
令和元年6月21日
各 位
ホクレン農業協同組合連合会
「令和元年7月~9月期配合飼料供給価格」について
1.価格改定額と飼料原料情勢
令和元年7月~9月期配合飼料価格は、前期に比べ、為替が円高であることや、大豆粕・大麦など飼料原料価格が下落していることから、本会全畜種平均でトンあたり約400円値下げすることを決定しました。
情勢は以下のとおりです。
(1)とうもろこし
とうもろこしのシカゴ定期は、米国産地で降雨が続き新穀の作付が大幅に遅れたことから上昇し420セント/ブッシェル台で推移している。
今後は、夏場の受粉期にむけて、天候に左右される相場展開が見込まれる。
(2)蛋白質原料
大豆粕のシカゴ定期は、米中間の貿易摩擦により、米国の輸出需要が減少したことから下落した。その後、米国産地の降雨による作付け遅れ懸念から上昇し340ドル/トン前後で推移している。
(3)そうこう類
コーングルテンフィードは、季節的に畜産需要が落ちるものの、異性化糖の需要減少から発生量も減少するため、需給は均衡する見通し。
ふすまは、夏場を迎えて粉物不需要期となるため、発生量が前期を下回る見通し。一方、飼料需要も落ち込むため需給は均衡する見通し。
(4)脱脂粉乳
脱脂粉乳は、堅調な需要から主産地の在庫が減少しており、国際相場が上昇している。
ホエイパウダーは、米中間の貿易摩擦による中国向け需要が減退したことから国際相場が下落している。
(5)海上運賃
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、中国向けの石炭や南米産大豆の輸送需要が増加したこと、原油相場が堅調に推移していることから上昇し45ドル/トン前後で推移している。
(6)外国為替
外国為替は、米国が中国に対し追加関税を課すと表明したことにより円高が進んだ。米中貿易摩擦の長期化による世界経済の減速懸念もあり109円前後で推移している。
2.配合飼料安定基金
令和元年7~9月期の補てん単価は、令和元年10月下旬の安定基金理事会で決定されます。
3.相場チャート
別紙のとおり
【この件の問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課
℡ 011-232-6185
以 上
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