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ニュースリリース


2021年ニュースリリース

ニュースリリース

令和3年度事業計画について

お知らせ 2021.06.22

各 位

ホクレン農業協同組合連合会

令和3年度事業計画について

Ⅰ.基本方針

令和3年度事業計画につきましては、第13次中期計画の最終年として、基本戦略である『販売・購買・営農支援を三位一体とする事業運営』をさらに深化させ、最重要テーマである「生産基盤の維持・強化」と「多様化する生産者への対応」の充実化を図ります。

新型コロナウイルス感染症の影響による農畜産物需要の減少を中心とした厳しい販売環境に系統組織一丸となって挑戦し、生産者が安心して営農を継続できるよう、一刻も早い需要回復に向け本会機能を最大限発揮してまいります。

また、深刻な人手不足やJR輸送に係る課題など物流を取り巻く環境変化への対応や、デジタル化が加速する中でICTを活用した本会業務の効率化および生産性向上など、将来にわたり北海道農業が発展していくための課題解決に取り組み、農業協同組合だからこそできる地域への貢献に取り組むことで、共生の大地 北海道から「農」と「食」の未来を担います。

 

Ⅱ.重点方策

 1.販売事業 

  (1)マーケットインを踏まえた生産・販売体制の強化

ア.加工業務用市場での北海道農畜産物シェアの拡大

イ.世帯構造の変化など市場ニーズに対応した商品提案

ウ.CA貯蔵による長期出荷体制や道内外施設を活用した選果・出荷体制の構築

  (2)生産者の多様なニーズに対応した販売

    ア.共計・共販の強みを活かした実需者の評価を反映させる精算手法の拡充

イ.生産者・JAの小ロット農畜産物や加工品の取扱拡大

ウ.生産現場の労力軽減に向けた青果物の粗原集荷

  (3)販売に必要不可欠な安定輸送力の確保

    ア.販売情勢変化やドライバー不足へ対応した物流体制の構築

    イ.輸送機材の大型化や往復輸送などによる効率的な物流体制

    ウ.鉄道貨物輸送力の確保と季節波動の緩和

  (4)新たな需要確保に向けた販売への挑戦

    ア.コロナ禍からの早期需要回復に向けた販促施策や販売チャネルの強化

    イ.栄養・機能性関与成分に着目した差別化商品の販売や他企業と連携した商品開発

 

 2.購買事業 

(1)各段階における生産資材コスト低減の徹底

  ア.資材の原料調達・製造・普及の各段階におけるコスト低減の徹底

  イ.他社との共同出資による飼料工場の新設

  ウ.大型規格・ジェネリック品の取扱拡充による農薬価格引き下げ

  エ.系統推奨型式農業機械の拡充

 

 

 

(2)優位性の見える化など多様化する生産者への対応

  ア.農薬散布用ドローンを活用した請負防除体制の構築

  イ.搾乳ロボットに対応した配合飼料の普及・改良

  ウ.新技術・低コスト・省力化などのニーズに対応する品目の取扱拡大

(3)実証した技術の普及など生産現場の課題解決

  ア.ICTを活用したスマート農業などの実証結果の普及による省力化・コスト低減

  イ.飼料作物の品種開発・供給および技術普及を通じた酪農畜産経営の生産性向上

  (4)地域生活の拠点確保

    ア.生活店舗の拠点確保と安定した商品物流の構築

    イ.出荷拠点の拡充による燃料油の安定供給体制の確立

 

3.営農支援 

(1)スマート農業の推進

    ア.関係機関と連携した各種技術の実証および情報提供

    イ.スマート農業技術・機械の実証と普及推進

    ウ.ホクレンRTKシステムの機能向上および導入地域拡大

(2)生産現場の課題解決に向けた実証と情報発信

  ア.生産現場の課題把握と優良事例の水平展開・提案

イ.営農情報を「わかりやすく・広く伝える」取組の強化

(3)生産振興に向けた支援の実施

  ア.生産性向上や産地育成に向けた振興策の実施

イ.ニーズに対応した品種開発と栽培のサポート

(4)雇用労働力不足への対応、担い手・働き手の人材育成への支援

  ア.農福連携の促進やJAと連携した雇用労働力確保

  イ.生産者ニーズや農場機能を活かした研修実施および研修に参加しやすい環境整備

 

Ⅲ.取扱高・収支計画

(単位:百万円)

 

令和3年度

令和2年度

前年比(%)

 
 

取扱高

1,498,286

1,502,499

100

 

当期剰余金

1,119

1,377

81

 

<令和3年度計画と令和2年度計画の主な取扱高増減内容>

・増加部門:酪農部門(203億円)、施設資材部門(38億円)、畜産生産部門(13億円)など

・減少部門:農機燃料自動車部門(△175億円)、牛乳乳製品部門(△44億円)、卸米穀部門(△38億円)など

 

Ⅳ.固定資産取得計画   総額   604,600万円

1設備投資計画    31900万円

(1)能力増強や合理化を目的とした石狩穀物調製センターなどの設備投資(8億円)

(2)実証試験の実施に向けた設備を含む農業総合研究所の設備投資(1億円)

2開発資産計画    283,700万円

3外部出資計画     1億円

<本件の問い合わせ先>
ホクレン農業協同組合連合会 経営企画部 広報総合課

 

TEL:011-232-6108 (土曜・日曜・祝日除く、9:00~17:00) 

                                 以  上