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2021年ニュースリリース

ニュースリリース

「令和3年10月~12月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2021.09.17

令和3917

各 位

ホクレン農業協同組合連合会

 

「令和310月~12月期配合飼料供給価格」について

 

1.価格改定額と飼料原料情勢

令和310月~12月期配合飼料価格は、前期に比べ、海上運賃が大幅に上昇しているものの、主原料であるとうもろこしおよび大豆粕のシカゴ定期が下落していることから本会全畜種平均でトン当たり約1,600円値下げすることを決定しました。

情勢は以下のとおりです。

 

(1)とうもろこし

とうもろこしのシカゴ定期は、6月には660セント/ブッシェル前後で推移していた。その後、米国産地での天候改善による新穀収穫への期待感などから下落し、現在は520セント/ブッシェル前後で推移している。

今後は、南米産の生産量減少により、中国向けを中心とした輸出需要が米国産に集中すると予想されることから、相場は底堅く推移するものと見込まれる。

 

(2)蛋白質原料

大豆粕のシカゴ定期は、米国中西部での降雨や、中国向けの大豆輸出動向が低調であることを受けて軟化し、直近では370ドル/トン前後で推移している。

今後は、米国産の生産量見通しや中国を中心とした消費国の需要動向に影響を受けながら推移することが見込まれる。

 

(3)そうこう類

ふすまは、小麦粉需要が夏場で減少する時期であることに加え、緊急事態宣言の影響から更に需要は低迷しており、発生量は低調に推移している。

コーングルテンフィードは、国内スターチメーカーの稼働が異性化糖需要の減少により低調に推移しているが、輸入品の過不足ない手当て等により需給は緩和している。

 

(4)脱脂粉乳

脱脂粉乳は、中国を中心としたアジア圏で底堅い需要が続いていることや、欧米におけるワクチン接種を背景とした経済活動の回復により需要が増加していることから、各産地とも相場は上昇している。

 

(5)海上運賃

米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、6月には65ドル/トン前後で推移していたが、堅調な穀物輸送需要や原油相場の上昇に加え、中国向けの石炭輸送需要が増加していることから急騰し、現在は80ドル/トン前後で推移している。

 

(6)外国為替

外国為替は、米国の雇用統計が市場予想を下回ったことからドル売りが進んだが、経済回復への期待も根強く、現在は109円台後半で推移している。

今後は、新型コロナウイルス感染の再拡大による米国景気への影響が懸念される。

2.配合飼料安定基金

令和31012月期の補てん単価は、令和41月下旬の安定基金理事会で決定されます。

 

 

 

【問い合わせ先】

  ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課

℡ 011-232-6185

 

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