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2019.10.01
日本一の米どころへ、北海道米の進化。

えみまる

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「植える」から「まく」へ
直播向け品種『えみまる』が育てる未来の米作り

農林水産省の調査によると、道内の米の生産者の農作業の約46%が、育苗と田植えに費やされているそうです。労働力不足が深刻さを増す中、2つの作業を省くことができたら— そんな期待から注目を集めているのが、水田に直接種をまいて稲を育てる水稲直播(ちょくは(ん)、じかまき)栽培です。
※農林水産省農業経営統計調査「農産物生産費(個別経営)」2017年より

減収させない米作りを研究

米作りが盛んな妹背牛(もせうし)町で熊谷勝さんが、有志とともに水稲直播での栽培を始めたのは25年ほど前にさかのぼります。
「高齢による離農や農業の担い手不足によって、北海道では稲作の大規模化が進んでいます。うちも8haから約33haに面積が拡大し、ハウスで苗を育て、その苗を田んぼに移植する従来のやり方を家族で続けるには限界があると感じていました。省力化の一つの手段として、必要になる時代が来るだろうと考え、直播を始めました」と熊谷さんは当時を振り返ります。
JA北いぶき管内の生産者で組織される「妹背牛町水稲直播研究会」では、1997年の発足時から毎年定期的に生育調査を行い、品種に合った栽培方法を研究。先進地への視察研修や、農機具メーカーなどを招いて新製品の特性を学ぶ外部講習会を実施するなど、一年を通して直播米栽培の勉強に余念がありません。
「面積が増えても平均収量を落とさず、安定した収入を得ることが僕たちの活動の原点。省力化=手を抜くという考えでは収量が落ちるのは必然。天候には左右されますが、勉強すれば比較的安定した収量をのぞめます。直播のイメージを変えるためにも、これまでと同様に安定的な米作りの実践が大切だと思います」と熊谷さんは話します。

  • 直播米栽培は、米の種(種もみ)を直接田んぼにまくため、育苗が不要になります

技術の種を全道に

今年から本格的な栽培が始まった、直播向け品種の『えみまる』は、従来の品種と比べると低温に強く、食味は特A米の『ななつぼし』並みといわれる注目の米。熊谷さんは、「えみまるのおいしさを最大限に引き出し、ブランドとして育てるには〝力を合わせていいものを作ろう〟という生産者の意識も同時に育てなければ」と熱く語ります。
ひと口に直播といっても、水を張った状態の土壌に種をまく湛水(たんすい)直播や、乾いた土壌に種をまく乾田(かんでん)直播などの栽培方法のほか、種のまき方にもさまざまな種類があり、生産者によって何を選ぶかは異なります。同研究会では湛水直播での生育調査をもとに、直播米栽培のマニュアルともいえる「栽培ごよみ」を毎年作成。会員はもとより、視察に訪れる他地域の生産者にも配布し、そのノウハウを伝授しています。
「えみまるが売れる米になるためには、量と質どちらも必要。僕の場合、移植より収量が低かった年はわずかで、上回った年の方が圧倒的に多い。家族からは〝全部直播にすればいいのに〟と言われています」と笑顔を見せます。
直播米の栽培は、「自分の技術も進化していくのがいいところ」と熊谷さん。「直播をやってきたから、水稲栽培の原理や品種のダイナミズムが理解できたと思う。種から穂が実る姿を見られると米作りの考え方が変わります。僕がそうでしたから」
新しい時代の幕開けは、北国の米作りでも始まっているようです。

  • 「栽培ごよみを他地域の生産者にも見せているのは、北海道の直播米を発展させたいから」と熊谷さん。

妹背牛町水稲直播研究会 会長
妹背牛町水稲直播研究会 会長熊谷 勝(くまがい まさる)さん

1986年に就農。その年から米作りを始め、現在は約33haもの土地に、ゆめぴりか、ななつぼし、直播向け品種のえみまる、ほしまるを栽培。2019年より「空知地区水稲直播連絡協議会」会長としても活躍。

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