~今回の食材~
ながいも


北海道はながいもの生産量が全国第一位(※)。国内産に占める北海道産の割合は、5割を超えているんだよ。道内で特に栽培が盛んなのは十勝地方。肥沃な大地と昼夜の寒暖差を生かして、おいしいながいもが育てられているの。
※農林水産省令和5年産野菜生産出荷統計



ながいもって、唯一生でも食べられる芋だって知ってた?
生で食べるとヌルヌルするけど、あの成分が胃腸の粘膜を保護して消化を助けてくれるんだ。だから、ながいもは昔から「山うなぎ」とも呼ばれるほど、滋養強壮に効果があるといわれてきたんだよ。



皮の表面がなめらかでツヤやハリがあり、色は黄色味がかったものを選ぶといいよ。持ったときにずっしりと重みを感じるのも◎。カットしたものを買うときは、切り口が白くてみずみずしいものをチョイス。表面にキズや斑点のあるものはなるべく避けて。



新聞紙に包んで冷暗所に保存してね。カットしたながいもは、切り口をラップで包んで保存袋に入れてから冷蔵庫の野菜室へ。
すり下ろしてとろろにすれば冷凍保存もできるよ。その場合は、400gに対して酢小さじ1/2を入れてからよく混ぜて。こうすると、変色を防げるよ。
ちなみに、ながいもをさっと酢水にくぐらせると、ぬめりで手や口がかゆくなるのを防げるからやってみてね!



ながいもの収穫期は春と秋の年2回。収穫後に低温で貯蔵して、一年中ながいもが食卓に上がるように工夫されているの。
それぞれ、特徴も違うんだよ。春掘りは甘みが強く、ねばりもしっかり。秋掘りは皮が薄くてアクが少なく歯触りがシャキシャキ。一年を通して楽しんでね。



ながいもは、生で食べるとシャキシャキ、とろとろ。火を通すとホクホク感が楽しめるよ。「ながいもときのこのグラタン」でホクホクのおいしさを堪能してね。




