自動操舵トラクター/
ホクレン訓子府実証農場(訓子府町)

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自動操舵トラクター/ホクレン 訓子府実証農場(訓子府町)

【 60 秒 】

北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、ICTやロボットの技術を応用する「スマート農業」の中でも、急速に普及が進む自動操舵トラクターについてお伝えします。人工衛星から信号を受けて真っ直ぐに走るトラクター。まるで近未来の話に聞こえますが、着実に北海道各地で広がっています。

  • 「スマート農業」を
    進めるために
    都府県と比べて大規模農家が多い北海道。今後、農家1軒あたりの耕作面積はさらに拡大することが予想され、作業の効率化は急務です。そこで北海道では全国に先駆けて、「スマート農業」の実用化や普及に向けた試験運用が盛んに行われています。
  • 自動操舵トラクターとは
    広大な農地でこそ力を発揮するのが自動操舵トラクターです。トラクターにガイダンスシステムと自動操舵補助装置を搭載し、GPSなどの衛星測位システムGNSSを活用することで、あらかじめ設定した距離を自動運転。つまりカーナビに従って自動で走るトラクターです。
  • 熟練の技術がなくても
    正確に運転
    常に前後を確認し、軌跡を確認しながらハンドルを握る…。トラクターの運転には熟練の技術が必要でした。自動操舵トラクターは、衛星からの信号を受信して位置の誤差を調整するため、運転者の技術にかかわらず、畝(うね)と畝の間隔を正確に保ちながら走ることができます。
  • 作業時間や生産者の負担を
    大幅に削減
    自動操舵なら、目視が効かない日没後も正確な走行が可能です。また、作業を途中で終えても、トラクターに搭載しているモニターを通して場所を特定できるため、ロスなく作業を再開できます。作業時間の短縮は負担の軽減になり、生産者には大きなメリットです。