『なつぞら』は十勝が舞台ということもあり、GREEN編集室のスタッフも楽しんで拝見しています!
ありがとうございます。『なつぞら』は、戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた奥原なつ(広瀬すず)が、高校卒業後に上京。北海道で身に付けた開拓者精神をもって、漫画映画の世界に挑み、アニメーターを目指す物語です。
今はアニメーターとして頑張っているなつですが、十勝に住んでいた頃は農業高校に通っていましたよね! 農業高校生が『FFJの歌』を歌うシーンがとても強く印象に残っています。農業高校生やOBの間でもかなり話題になっていましたよ。
そうなんです。なつや雪次郎(山田裕貴)たちが拳を振って力強く歌い上げるシーンが放送された時、『FFJの歌』ってなんだ?! と、SNSでも話題になっていました。ドラマのために作られた曲だと思われた方も多かったようです。

『FFJの歌』は、1948年、農業高校生の自主的・自発的な組織として日本全国で誕生した学校農業クラブの全国組織として、2年後に結成された「日本学校農業クラブ連盟(Future Farmers of Japan)」の公式ソングなんです。
放送を見て、「懐かしい!」「校歌よりもFFJの方が覚えている」など、全国の農業高校関係者の皆さんからの反応もあり、とても嬉しかったです。
『FFJの歌』は、全国の農業高校生が歌える歌ですからね!
その話を聞いて、この歌を通じて、『なつぞら』出演者と日本全国のみなさんが繋がることのできる企画になればと思い、『FFJの歌』の歌唱動画を募集する企画を立ち上げました。
それが、「みんなでつくる!『FFJの歌』」ですね。全国各地から応募があったんじゃないですか?
北は北海道から南は沖縄まで、全国から投稿をいただき、総参加人数は1700名以上となりました!『なつぞら』出演者も含め、みなさんの歌を繋いだミュージックビデオがついに完成し、7月25日(木)に公開しました。
楽しそうですね!北海道の農業高校生からも応募があったとか。
そうなんです!北海道の農業高校生からも多数ご応募いただきました。農業高校の他にも、農林水産省や日本学校農業クラブ連盟、また家族や友人同士でなど、多様な団体で皆さんご投稿くださいました!
そもそもの質問なんですが、どのような経緯で、『なつぞら』でこの『FFJの歌』が取り上げられることになったんですか?

制作チームが、番組づくりにあたって十勝を取材していた頃、出会う農業高校出身の方々が必ず『FFJの歌』を口ずさむことができることに驚きまして。そしてその歌詞から、農業に携わる人々の精神をつなぐ魂を感じ、作中にも登場させることになったそうです。
そうだったんですか!! 完成したミュージックビデオはどこで見られるのでしょう。
『なつぞら』放送期間内は、NHK札幌放送局特設サイトやYouTubeのNHK公式チャンネルでご覧いただけます。北海道域内のみですが、随時放送もしています。
♪みのる稲穂に 富士と鳩~ 実は私も歌えます(^o^)V
なんと!歌えるんですね! 今回の企画を通して、『FFJの歌』にある農業の精神が多くの方々に届き、引き継がれていくことを願っています。
『なつぞら』もそろそろ終盤です。『なつぞら』ロスになりそう…。
ありがとうございます。放送も残り2か月となりました。いま、ヒロインのなつは、東京で漫画映画の世界で頑張っていますが、また北海道を訪れるかもしれません・・・! そして北海道編メンバーもまだまだ登場します。
北海道のみなさんにも、最後まで楽しみにしていただけたら嬉しいです。