スイートコーンの収穫作業(JAめむろ/芽室町)
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北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は芽室町から、スイートコーンの収穫作業風景をお届けします。日が昇る前から始まり、一つ一つ手作業で収穫される様子をご覧ください。
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- 全道一のスイートコーンの産地
- 十勝平野の中央部に位置する芽室町は、全道一のスイートコーンの産地です。収穫期間は、7月下旬から8月下旬。その1カ月間で、生産量は約900tにも上ります。スイートコーンの鮮度にこだわる「芽室町生食スイートコーン生産組合」では、朝どりが鉄則。夜明け前の畑はしんと静まり返り、スイートコーンも眠りについているかのようです。
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- 収穫のスタートは朝4時半から
- 日の出の時刻が近づくにつれて、周囲の景色が見えなくなるほど朝もやが立ち込めてきました。幻想的な光景が広がる中、野原豊満さんの畑では家族6人で収穫作業が始まりました。時刻は午前4時半。夏休み中のこの時期は、3人の子どもたちもお手伝いをしてくれているようです。
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- 完熟前の一番果を1本1本手もぎで収穫
- 野原さんは、スイートコーンの先端を触り、粒がしっかりついているものを瞬時に判断して、1本1本手でもいでいきます。「消費地に届く頃に食べごろになるように、完熟前の状態で収穫しています。ひげが青くても収穫できるものもあり、中が見えない分判断は難しいです」と野原さん。さらに同組合では品質を重視するため、1本の茎に2〜3個の実が生っても、最も品質の良い一番果(最初になった実)のみの収穫にこだわっています。新鮮でおいしいものを届けたいという思いが、1本1本に詰まっています。