小豆の収穫風景/JAようてい(倶知安町)
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北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を望む8町村の生産者が集うJAようていから、小豆の収穫風景をお届けします。雪の便りが届き始めた10月下旬、畑では収穫の追い込み作業が行われていました。
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- 羊蹄山を眺める、
小豆の産地へ - 北海道は小豆の生産量日本一。国内産小豆の約9割を北海道産が占めています。道内では十勝が一大産地として有名ですが、JAようていエリアでも小豆の栽培が盛んです。JAようていでは、およそ330戸の農家で年間約3,000トンを収穫しています。
- 羊蹄山を眺める、
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- いい土が良質な小豆を育てる
- 昔から「豆は地力で取る」と言われています。小豆も同じで、土壌の質が何よりも大事。同じ畑で連続して栽培すると、土の栄養バランスが崩れ、病害虫が発生しやすくなります。それを避けて良い小豆をつくるためには、じゃがいも、てん菜、小麦、豆類等で輪作を行うことが大切です。
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- 畑で小豆が乾燥するまでじっと待つ
- 10月下旬、倶知安町にある波方真純(なみかた・ますみ)さんの畑では、小豆の収穫作業が終盤を迎えていました。小豆は夏に成熟した後、秋に葉が枯れ落ちサヤがカラカラに乾燥するのを待って収穫。豆用のハーベスターで一気に刈り取り、脱穀して殻を風圧で飛ばし、小豆だけをタンクに貯めながら作業を進めます。
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- ピカピカに磨かれ
全国に出荷 - 収穫された小豆はJAようていの倉庫で一時保管され、ホクレンの農産広域センターへ。ここで選別され、ピカピカに磨かれた後、家庭用・業務用として全国に出荷されます。風味が豊かで粒揃いの道産小豆は、高級和菓子の原料として重用されます。「今年もおいしい小豆ができましたよ」と波方さんは自信をのぞかせました。
- ピカピカに磨かれ