ながいもの収穫風景/JAおとふけ(音更町)

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ながいもの収穫風景/JAおとふけ(音更町)

【60 秒 】

北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、北海道を代表する農業地帯・十勝のJAおとふけから、ながいもの収穫風景をお届けします。冬を目前に控えた畑では、ながいもの掘り起こし作業が大詰めを迎えていました。

  • 十勝平野の真ん中で
    ながいもを収穫
    JAおとふけは帯広市の隣、広大な十勝平野の中心部に位置する音更町にあります。にんじんやブロッコリー、小麦など多種多様な農作物を生産する農業のまちです。冬が迫る11月上旬、㈲ダイワファーミングの畑では、ながいもの収穫作業が行われていました。
  • 新品種「とかち太郎」がデビュー
    現在、JAおとふけでは種いも農家14戸を含む74戸がながいもを栽培しています。昨年の収穫量は約5,000トン。そのうち約4,000トンを道外に出荷、一部は輸出もされています。この日は、今年から栽培が始まった品種「とかち太郎」を収穫中。より多くの収量が期待される新品種です。
  • 土作りからほぼ1年かけて栽培
    ながいもは地中深く1mほどの長さに成長します。栽培にはやわらかい土作りが欠かせません。土作りは前年秋から。堆肥や緑肥などをすき込み、ふかふかに仕上げます。5月、ハウスで発芽させた種いもを畑に定植。夏には地上2mにも伸びたツルが地中のいもに養分を送ります。
  • 土からゆっくり顔を出すながいも
    10月には枯れた葉やツルを切り落とし、地中でながいもを完熟させます。11月、歩く速度よりもゆっくり走る収穫機でそっと掘り上げ、人の手でやさしく引き上げます。さらに、まっすぐに伸びたながいもと、折れたものや曲がったものを選別しながらコンテナに積み込みます。
  • 来年10月までおいしさそのまま
    収穫されたながいもは、土付きのまま室温3℃の倉庫で一時保管。土が布団のような役割を果たし、翌年10月まで、鮮度を保持してくれます。出荷の直前には、きれいに水洗いされサイズごとに選別。土に代わっておが粉に守られ、全国の消費者へと届けられます。