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稲作農家
稲作農家歴
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渡邊 澄さん(60歳/東川町)

稲作農家歴
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渡邊 澄さん(60歳/東川町)

稲作農家歴
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渡邊 慶昌さん(33歳/東川町)

稲作農家歴
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渡邊 慶昌さん(33歳/東川町)

地域の農を担うために受け継いでほしいこと、新たに取り組んでいきたいことを、二世代に聞くシリーズ。
第18回は、上川管内・東川町の稲作農家、渡邊 澄さんのご家族です。

Q

就農したきっかけは?
その時に思っていたこと、苦労したことは?

両親が拓いた田んぼで
人には負けない米づくりを

高校卒業と同時に就農し、稲作一筋でやってきました。この土地は、樺太から引き揚げてきた父が一念発起して農地にした場所。両親が苦労して耕した田んぼを絶やしたくないと、後を継ぎました。当時は、環境・設備面でのハンデも抱えていましたが、その分「人には負けない」という気持ちで、品質と収量の両面に優れた米づくりに勤しんできました。

トラクターがゆりかご
幼い頃から志した農家の道

トラクターがゆりかごのような環境で育ち、幼稚園の頃には農業の道を志していました。旭川農業高校に進学し、道内の食品会社などを経て23歳で就農しました。幼い頃から父とともに農業には触れてきましたが、仕事となると話は別です。就農後は、田んぼの状態に合わせた農業機械の使い方を模索してきました。

Q

次世代に受け継いでもらいたいことや、
先代から受け継いでいきたいことは?

最先端の設備に投資し
経営基盤を整え息子の代へ

私自身が機械好きなこともあり、6年ほど前から設備投資に力を入れています。 例えば田植え機には、GPSよりも高精度なRTKという位置情報システムを後付けし、田植えの精度を上げています。経営基盤を整えた上で息子に経営移譲できるよう、私が培った経験も惜しみなく伝えています。息子には自分を超える農業者になってもらいたいですね。

最新技術を導入した
農業を目指す

農業機械は取り入れるだけでなく、使いこなせるかどうかが大切です。田植えや稲刈りでの操作は、わずか数センチの差で収量が大きく変わるので、作業の精度を上げられるよう、日々探究しています。作物は手をかけた分、成長ぶりに違いが出るのがうれしいですね。今後も新しい機械や最新技術を導入しながら、健全な経営を目指します。