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2021.04.01
日本の食料自給率の話をしよう。

国産は「信頼」と「誇り」で作られている。

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< 日本の食料自給率の話をしよう。

[特別対談] 生活者・鈴井 貴之さん×生産者・村田 辰徳さん
国産は「信頼」と「誇り」で
作られている。

日本の食料自給率と切っても切れない、私たちの食の安全と未来について。
生産者で、北海道農協青年部協議会の会長を務める村田辰徳さんと、生活者の代表として「TEAM NACS」などが所属する北海道の芸能事務所『クリエイティブオフィスキュー』会長でタレントの鈴井貴之さんに語り合っていただきました。

国産を買うことは食の安全を守ること

鈴井 僕は以前から、農業に興味があるんですよ。個人的に、トラクターも所有しているんです。
村田 そうなんですね! そこまでとは驚きです。
鈴井 小さい面積ですけど、去年は青南蛮とシソを作りました。それを加工したものを商品化しまして。そんなわけで農業はとても身近なので、今回は楽しみにしていました。
村田 ありがとうございます。さっそくですが、鈴井さんは日本の食料自給率が38%と聞いて、どのように感じますか?
鈴井 まず、北海道の食料自給率がほぼ200%だということは以前から知っていました。ですから国内全体で4割弱でも、僕自身は普段の生活の中で、危機感みたいなものはそれほど感じていなかったですね。実際にスーパーに行けば農畜産物がたくさん並んでいるので、現実味は薄いです。村田会長はどうですか?
村田 自分たちが一生懸命頑張って作っても、日本全体の38%しかまかなえていないというのが残念です。今はお金を出せば食べ物を買える状況ですけれど、海外から食べ物が入らなくなり、お金を出しても買えないことになったら心配だなと常に思っています。鈴井さんは、実際にスーパーで買い物をされますか?
鈴井 僕は残念ながら数年前に結婚に失敗したものですから(笑)。10年ほど前から赤平市に居を構えて、森の中で暮らしています。ただ食べないと生きていけないので、スーパーだけは毎日通っていますね。
村田 食材を買う際には、何を重視していますか?

  • 村田 辰徳さん/2000年就農。19年に北海道農協青年部協議会会長に就任。十勝の幕別町で、小麦、てん菜、馬鈴しょ、長芋、小豆、ごぼう、白菜、かぼちゃを栽培。

国産は、生産者だけでなく流通面でも
絶対的な安心感があります。(鈴井)

鈴井 対談のお話をいただいたからということではなくて、僕は普段から産地表示を必ず見るようにしています。国産品には、何より安心感がありますね。外国産に比べると値段がはるものが多いですが、やっぱり安心を買いたいと思いますよね。できれば、北海道産がいいですし、特に最近は地元の生産者さんのコーナーがあるスーパーが多いので、割高かなと思ってもそちらに手が伸びます。やっぱり近所の生産者さんを応援したいという気持ちもありますし、距離が近いから鮮度もいい。名前や顔写真がついていると一層安心します。
村田 それはうれしいですね。顔が見えるというのはそれだけでも安心感があって、私たちもそういったところを意識して作っていこうと思っています。
鈴井 外国産はどんなふうに育てられているのかが分からないですし、収穫されてから店頭に並ぶまでに長い時間が経っていると思うと、やはり国産に手が伸びます。
村田 私たちには、産地 JAが管理している生産者番号が付与されています。これによって生産者が特定できるので、JAが出荷する時に問題があれば連絡が入ります。情報を共有できるシステムが国内、特に北海道は進んでいます。
鈴井 確固としたシステムの中で食べ物を管理してくださると。
村田 北海道では、各産地のJAが消費者の皆様に信頼される農畜産物の確立に努めています。
鈴井 なるほど。国産は生産者さんだけじゃなくて、流通過程においても絶対的な安心感がありますね。

  • 鈴井 貴之さん/『クリエイティブオフィスキュー』会長、タレント・演出家として活動。HTB『水曜どうでしょう』などの番組の企画・演出に携わる。2020年からはNHK札幌放送局『北海道道』でMCを務める。

コロナ禍で高まる食料への意識

村田 鈴井さんの食べ物への意識の高さは、コロナ禍がきっかけですか?
鈴井 昔からですね。でも一番は赤平で生活を始めて、自分で食べるものは自分で用意しなきゃならない身になったからでしょうね。今コロナ禍で食生活が変化した人は多いですが、農業にはどんな変化がありましたか?
村田 新型コロナの流行で学校が休校になって、まず生乳が余る心配がありました。ところがすぐに行政やメディアの方々が、牛乳の消費喚起を促し、多くの消費者の皆様にご協力をいただきました。酪農家の人たちはその気持ちがうれしかったと言っていましたね。花や牛肉なども、多くの皆様に支えられていたと、改めて感じることができました。
鈴井 本当に生産者さんがいて我々が生活できている。僕らもエンターテインメントの世界であらゆる興行が中止になりましたけれど、エンターテインメントに力はないなって思ったんですよ。人に勇気や喜びを与えるかもしれないけれど、なくても生きていけるんです。でも食べないと、生きていけないんですよね。コロナ禍で医療従事者の方がすごく大変な思いをされていらっしゃるけれども、食べ物を供給してくださる方たちへも感謝の気持ちや、毎日不安なく食べ物が食べられることへのありがたさをみんなが理解して、もっとリスペクトするべきじゃないかなと思いますね。

村田 ありがたいですね。私たちも生活があるので、もちろん普段通り作物を生産しなければならないのですが、3年前の胆振東部地震の時に、スーパーなどで食べ物がなくなる不安感を経験したこともあり、少なくとも食べ物だけはしっかりと供給するのが生産者の責任だと思っていました。そこは本当に意地でもやっていかなくちゃと思いましたね。
鈴井 プライドを感じますね。北海道は食料自給率が200%近くもあり、日本中に作物を供給しています。でも一方で高齢化も進んでいるわけですよね?
また違う問題になってくるとは思いますけれど……。
村田 さまざまな課題があります。
鈴井 次の世代に農業を託すには、そのあたりも考えなければいけない問題だと思います。ただそうしたことを乗り越えて、北海道の自給率が300%になったら素晴らしいなぁ。そういう夢を見たいですよね。

  • 災害時でも食べ物をしっかりと届けるのは、生産者の責任です。(村田)

農業の進化を伝えることが大切

村田 JAグループ北海道では、まさに今〝コロナに負けない〟をテーマに北海道の食と農をつなげる「アグリアクション北海道」を始めています。大まかに三つのアクションがありまして、一つめは、かつて3Kといわれた農業のイメージを払拭し、複業など多様な働き方の一つとして選んでもらえるようにしようということ。二つめは国内の自給率を上げようということで、例えば道民に向けて「道産米を食べよう!」という呼びかけをするというもの。三つめは、消費者の方々に自分たちの感謝の気持ちを伝えていこう、という行動に取り組んでいます。鈴井さんのアグリアクションは、すでに実践中ですよね(笑)。
鈴井 (笑)。僕は田舎に住んだことがきっかけで農業に興味を持ちましたが、都会の人たちに関心を持ってもらうには、短絡的ですけれども〝おしゃれ感〟が必要なのかなと感じています。最先端の農業って、実はおしゃれですよね。機械化された牛舎を見た時は、近未来的で、すごくかっこいいなと思いました。
村田 今農業はものすごく進化しています。トラクターのデザインもかっこよくなっているんですよ。ちなみに私が着ているこの服も、青年部で作った〝つなぎ〟です。自分たちからも、積極的にアクションを起こしていこうと話し合っています。最後の質問ですが、鈴井さんにとって〝食べること〟とは、どういうものですか?

鈴井 レストランでおいしい料理を食べた時に、シェフに〝ありがとう〟って言いますけど、その材料を作ってくださる生産者さんがいて、シェフの腕も発揮できる。そこまでみんなが想像して〝ありがとう〟という気持ちになると、少しは素敵な世の中になるのかなぁと思います。もっといろいろな媒体で、農業は素晴らしいものですって伝えていくことが大切なことかなと思いますよね。
村田 私たちは皆さんの信頼を裏切らないためにも、安全で安心なものを供給し続けるといった責務があることを、しっかり肝に銘じておかなければいけないと思っています。コロナ禍にかかわらず、どんな時でも食べていかなければいけません。その時に安全でおいしいものがあると、やっぱり自然と顔がほころぶというか、ホッとできる。そんな自分たちの職業に誇りを持ちながら、これからも生産していきたいです。

  • みんなが生産者さんに〝ありがとう〟の気持ちを持つと、素敵な世の中になる。(鈴井)

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