Vol.19
北海道富良野
緑峰高等学校
「第17代ふらのカレンジャー娘」さん

わたし × 農業

私が農業に恋した理由
北海道の高校、専門学校、短大、
大学では、たくさんの学生さんが
農業を学んでいます。
農業のどんなところが魅力?
学んでみて知った醍醐味は?
好きだけど大変と感じることは?
青春ど真ん中の日々での実感、
将来の夢などを聞いていきます。

北海道富良野緑峰高等学校

北海道富良野緑峰高等学校 「第17代ふらのカレンジャー娘」さん

1999年、富良野農業高校、富良野工業高校、富良野高校商業科を併せて開校。「農業と食、環境」を中心に園芸作物の栽培や流通、活用を学ぶ園芸科学科など、計5学科があります。さらに、道内2校、国内5校しかない農業特別専攻科があり、この学科では高校を卒業し、農業後継者を目指す人材を対象に、新しい時代の農業をリードする学びを行っています。

北海道富良野緑峰高等学校
076-0037 富良野市西町1番1号
http://www.furanoryokuho.hokkaido-c.ed.jp/
TEL:0167-22-2594

  • 「第17代ふらのカレンジャー娘」さん

    「第17代ふらのカレンジャー娘」さん

  • GREEN編集室

    GREEN編集室

GREEN編集部 2021年2月に「第17代ふらのカレンジャー娘(以下、「カレンジャー娘」)」に任命されたみなさん、こんにちは!最初に、メンバー紹介をお願いします。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん はい!第17代は、中田亜未をリーダーに、北川さくら、高橋星良(せいら)、山野磨璃海(まりあ)の4人です。全員が富良野緑峰高校園芸科学科の3年生で、カレー専攻班のメンバーです。

GREEN編集部 カレー専攻班とは、珍しいですね。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 園芸科学科の2、3年生は、総合実習と課題研究を通して地域の課題をみつけて、その解決方法を探る専攻班に所属します。カレー専攻班は、旬の地元農産物や特産品を活かした「カレー」をテーマに勉強する班で、2003年にスタートしたそうです。

GREEN編集部 もしかして、「カレンジャー娘」はカレー専攻班の活動の中から生まれたんですか?

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 富良野緑峰高校と地元の研究会がカレーで町おこしをしようと連携し、その活動をPRするユニットとして、2004年に初代の「カレンジャー娘」が誕生しました。以来ずーっと、「カレンジャー娘」は「富良野オムカレー」推しで、活動を続けています。

GREEN編集部 「富良野オムカレー」とは?特徴などを教えてください。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん オムライスにカレーをかける、または、添えるもので、ふわふわのオムレツと、トロトロのルーが相性抜群!材料でいうと、お米は富良野産がマストで、チーズ・バター・ワインのいずれかに富良野産を使用することがルールです。現在、市内で提供している9店舗では、「ふらの牛乳」または「富良野産にんじんジュース」も一緒に添えられています。富良野のおいしいものを一度に味わえる一品で、お店ごとに味や見た目に工夫があって、どれもおいしいんですよ。

GREEN編集部 みなさんも、「オムカレー」をつくるんですか?

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん もちろん、みんな、家でつくっています。カレーに、玉ねぎ、にんじんのほかにほうれんそう、ピーマンを入れたり、ひき肉を使ってキーマカレーにしたり。富良野ではいろんな農畜産物を生産しているので、地元の食材を使ってアレンジできます。専攻班の授業では、きのこと白菜をたっぷり入れたカレーを作りました。これもおいしかったです!

GREEN編集部 そうなると、実感をこめたPRができますね。これまでの活動の一例を教えてもらえますか。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 任命された翌月、富良野小学校の3年生を対象に行った食育教室は、緊張しましたが、とても楽しかったです。毎年、富良野小学校の子供たちとは、一緒に玉ねぎ栽培やオムカレーづくりを行ってきたのですが、コロナの影響で交流が難しくなりました。その代わりとして、小学校の先生が食育教室を提案してくださったんです。

GREEN編集部 初仕事にしては、プレッシャーがかかりそうな内容ですね。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 「わくわく!もりもり!レッツ食育~!!」と題して、60名の子供たちを前に授業を行いました。食育というテーマをどこまでかみ砕いて説明したらわかってもらえるか、ほんとうに一生懸命に考えました。また、飽きないようにと、「食べ物ビンゴ」や「食育〇×クイズ」もまじえ、その問題や用紙も作成しました。司会や進行を含め、慣れないことばかりで、当日を迎えるまで不安でいっぱいでしたが、子供たちの前に立つと楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

GREEN編集部 子供たちの反応はどうでしたか。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 想像していた以上に盛り上がって楽しんでくれましたし、アンケートにもたくさんの感想が書かれていました。私達のほうが、子供たちみんなに助けられました。また、「カレンジャー娘」の窓口になってくださっている杉田先生も、私たちの「じゃがいも役で参加してほしい」という無茶なお願いもきいてくれて、感謝しています。

GREEN編集部 そこまでバックアップしてくれる杉田先生の存在は、心強いですね。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 「富良野オムカレー」の提供店にインタビューをしたいと伝えると、その場でお店に電話をかけ、アポを取ってくれるなど、私達が充実した活動ができるよう、全力でサポートしてくれる素晴らしい先生です!

GREEN編集部 今後はどんな活動をしてみたいですか。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん 試食会を実施したいです!夢は大きく、全国で(笑)。環境が整えば、企業とのコラボやお祭りの出演もトライしたいです。また、新しいパンフレットもつくりたいですね。「富良野オムカレー」の提供店の情報はもちろん、私たちが食べた感想も載せたいです。

GREEN編集部 富良野は農業が盛んで、おいしい農畜産物がいっぱいありますから、みなさんの出番も実りの秋に向かって増えていきそうですね。

「第17代ふらのカレンジャー娘」さん これからの季節、富良野ではまずメロンが出てきますよね。富良野産メロンはとってもジューシーで、甘いですから、ぜひ食べてください!野菜、お米、チーズやワイン、富良野産はなんでもおすすめです!また、富良野に限らず、北海道には厳しい気候風土を乗り越えたおいしい野菜がたくさんあります。さまざまな農家さんたちが協力して、北海道発の新しいブランド野菜が生まれたらいいなと、ものすごく期待しています!

GREEN編集部 北海道農業のPRで締めてくださって、ありがとうございます。これからも明るく、楽しく、元気な活動を続けてくださいね!