佐藤和彦さん
(JAきたみらい)
農家の時計

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今回の農家さん

佐藤和彦さんJAきたみらい
地元・北見市出身で、農家の三代目として1993年に就農。2013年、「JAきたみらい赤玉葱部会」初代部会長に就任。全国の市場やスーパーにも足を運び、“赤玉ねぎのセールスマン”の顔も持つ。趣味はカーリングで、地元のサークルに所属し活動中。

JAきたみらいの特産物
『赤玉ねぎ』とは?

JAきたみらいは、北海道の東部、オホーツク管内の中央に位置し、その区域は北見市(常呂町区域を除く)、置戸(おけと)町、訓子府(くんねっぷ)町にわたります。農畜産業が盛んで、中でも日本一の生産量を誇るのが玉ねぎ。その栽培技術を生かした赤玉ねぎは、収穫期の8月〜10月はもちろん、翌年5月まで長期間出荷できる安定した品質が自慢です。出荷先の9割は道外で、一部海外にも輸出されています。

■佐藤さんの1日(9月の一例です)

早朝から22時まで
畑で作業

「収穫のピークの9月中旬は夜まで畑にいます。 18時以降は、刈り取った後のほ場に緑肥や堆肥をまいて、次の作物のための土作りを行います。昼ご飯は、作業の合間に食べたり食べなかったり。慣れですね(笑)」と佐藤さん。普段は妻、母親の 3人での作業ですが、繁忙期ともなると、アルバイトの力を借りるそうです。

手間がかかるほどかわいい!?
赤玉ねぎ作り

佐藤さんのほ場を訪れたこの日は、絶好の収穫日和。作業の合間に佐藤さんは「赤玉ねぎの栽培を始めた15年前は、マイナーな作物ということもあり、販路も少なかったのですが、ようやくここ最近はスーパーでも目立つ場所に置いてくださり、皆さんの手にとっていただけるようになったと感じます」と感慨深げに汗をぬぐいます。今では、作付面積が当初の20倍以上にまで拡大しているのだそうです。
ここまで生産が拡大した理由について尋ねると、「国産志向が高まってきていることと、品種改良で長持ちするようになったことも大きいと思います」と説明します。
ただし、一般的な玉ねぎと比べると、栽培の苦労は倍以上なのだとか。「普通の玉ねぎよりも病気や害虫に非常に弱く、ひと手間もふた手間も手がかかりますね。見た目は変わらないですが、とっても繊細な作物なんです」

「切っても美しい」
赤玉ねぎを届けたい

包丁で切ってみるとよく分かりますが、赤玉ねぎは一般的な玉ねぎよりも果肉が柔らかく、水分が多いという特徴があります。「普通の玉ねぎよりも皮がすごく薄いのですぐに傷がつきやすく、収穫する際はトラクターの速度を遅くして、細心の注意を払います」と佐藤さんは苦労をにじませます。
さらに、佐藤さんが部会長を務める「JAきたみらい赤玉葱部会」では、赤玉ねぎの最大の特徴である色にもこだわり、中までしっかり色が入ってないものは出荷しないという独自のルールを定めています。「生産者としては、一日でも早く収穫して出荷したいという気持ちになりますが、品質の安定のためにも中身の色を我々は重要視し、出荷前に目視で確認しています」と佐藤さん。良いものを届けたいという生産者のプライドが、ひしひしと伝わってきます。

みずみずしい甘さの赤玉ねぎは、
ぜひ生で!

「今年は、好天が続いたのと、病気が少なかったので出来がいいですよ!」とうれしそうに話す佐藤さん。そこで、肝心な赤玉ねぎの選び方について聞いてみると「大きくても小さくても味に変わりはありません。中身を見比べてみると、大玉になるほど果肉の白色の割合も増えるので、小さいものは色のバランスがいいですね」とのこと。
「赤玉ねぎにはポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでいる上、普通の玉ねぎと比べて甘みもあります」と佐藤さん。「まずサラダで、長期保存したいならピクルスで。たくさん食べてください(笑)」と締めくくってくれました。

【 赤玉ねぎイベント告知 】
くるるの杜で赤玉ねぎの対面販売(JAきたみらい)を実施いたします。
≪ 実施日時:2019年11月9日(土) 10:00~14:00 ≫
生産者のみなさんが心を込めて作った赤玉ねぎを直接販売!
記事でご紹介した生産者の佐藤和彦さんも来場されます。ぜひお越しください。

> くるるの杜ホームページ