ニラの収穫
(JA新はこだて)

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ニラの収穫(JA新はこだて)

【 60 秒 】

北海道農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、JA新はこだて管内の知内町から、ニラの収穫風景をお届けします。

  • 北海道で不動のNo.1を誇るニラ産地
    北海道南西部、渡島(おしま)管内にある知内(しりうち)町は、北海道を代表するニラの産地。50年以上前からニラの栽培に力を注ぎ、現在、知内町ニラ生産組合では68戸の生産者が年間約1,900tを出荷しています。ブランドニラ『しりうちにら 北の華』は、葉幅が広くて厚みがあり、強い甘みが特徴です。
  • 収穫期間は1月から11月まで
    『しりうちにら 北の華』の栽培サイクルは3年間。定植した1年目は、株を充実させるために収穫はせず、葉幅や厚みが増す2年目、3年目のみを収穫します。出荷は、毎年1月から始まり11月下旬まで。出荷の最盛期は3月から5月です。「知内のニラは、ほぼ1年を通してずっとおいしく味わっていただけますが、毎年5月いっぱいまでは『一番ニラ』と言って、冬に休眠させた株から最初に収穫するニラが出回ります。歯ごたえがあって格別です」と、話すのは生産者の一人、知内町ニラ生産組合の中村健太郎さん。「知内のニラは“おいしさ日本一”だと自負しています」と、太鼓判を押します。
  • 収穫は1日で最も涼しい時間に
    ニラの収穫は、まだ日が昇らない早朝から始まります。「ニラは暑い時間に収穫すると、出荷後の日持ちが悪くなるため、1日のうちで一番涼しい時間に収穫します」と中村さん。45cmから60cmの背丈を目安に、株元から地際ギリギリを刈り取ります。鮮度保持のため、収穫前1週間は水やりをしません。それでも刈り取ったばかりのニラは、切り口からぽたぽたと水分が落ちてくるほど。みずみずしさの証しです。約30日で同じ株から次のニラが生長し、1シーズンで7,8回ほど収穫を繰り返します。
  • 丁寧な調整作業を経て選果場へ
    「ニラは葉物なので、傷つけないよう丁寧に扱います」と中村さん。その気遣いは、収穫時だけでなく調整作業にも。ハウスで収穫したニラは、各生産者が根元の土や不要な葉などをきれいに取り除き、長さや葉幅を出荷規格に揃えます。朝から始まり、お昼の休憩を挟んで午後3時頃まで、涼しい場所で続く調整作業。ブランドニラの品質を守る大切な工程です。その後、JA新はこだての選果場に搬入され、主に道内各地へ出荷されます。選果場の様子は次の動画でご紹介します。