ニラの選果場
(JA新はこだて)

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ニラの選果場(JA新はこだて)

【 60 秒 】

北海道農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、前回に引き続きJA新はこだて管内の知内町から、『しりうちにら 北の華』の選果風景をお届けします。

  • ブランドニラを支える選果場
    道南の渡島(おしま)半島に位置する知内(しりうち)町は、北海道で生産量第1位を誇るニラの産地。『しりうちにら 北の華』の名で販売されています。JA新はこだての選果場には、毎年1月から11月まで、68戸の生産者が収穫したニラが毎日搬入されます。その量は多い時で1日12t。最新の設備で予冷、選果、計量、包装まで行い道内を中心に関東、関西方面へも出荷されます。
  • よく冷やしてから素早く選果
    毎日午後3時〜5時までの間に、生産者が選果場へその日収穫し調整作業を終えたニラを搬入します。受け入れたニラは、鮮度が長持ちするよう一度予冷庫に入れて、5℃〜7℃までひと晩冷やし、翌朝から選果作業へ。まずは人の手で整えられてから、調整機へとかけられます。選果場での工程は、できる限りニラを立てた状態で行われ鮮度の保持に努めます。
  • 組合せ補正システムでひと束に
    調整機では、ニラの計量からテープでの結束、根元のカットまで自動で行われます。その際、複数のニラの束から、バランス良く最適な組み合わせで規定の重量になるよう調整されます。2017年に導入したこのシステムにより、それまで生産者が行っていた作業工程が大幅に省かれ、より栽培や収穫の作業に専念できるようになりました。
  • 『北の華』ブランドで全国へ
    1束約110gになったニラは、環境に配慮した資材で包装され、金属検出器や重量チェックにかけられながら、ベルトコンベアで段ボールへ。『しりうちにら 北の華』として、出荷されます。もちろん、輸送の間も可能な限り立てた状態で。鮮度には細心の注意を払います。「一度食べていただくと、きっとニラのイメージが変わると思います。ぜひ、知内のニラを手に取ってお試しください」と、生産者の中村健太郎さんは自信を持って送り出します。お浸しやしゃぶしゃぶの具材として、サッと火を通していただくのがおすすめです。