冬の野菜というイメージが強い大根ですが、
北海道産の大根は、6月から10月までが旬。
道北エリア以外の各地で生産され、収穫量は全国2位を誇ります(※)。
今回は、夏が旬真っ盛りの大根をじっくり見ていきましょう。
※農林水産省「令和4年産野菜生産出荷統計」より
vol.53
じっくり見てみよう⑩
大根 編
大根は、日本で最も消費されている野菜。
甘みがあり、みずみずしさが特徴の「青首大根」は、収穫間近になると、
このように土から顔を出し、太陽に当たると緑色になることから、
こう呼ばれるようになったそうです。
スーパーなどでは、1/3にカットされたものをよく見かけますね。
大根は葉に近い部分が甘く、先に行くほど辛みが強くなります。
サラダのように、生食で食べたいときは上部を、
大根おろしにする際は、下部を選ぶのがおすすめです。
大根の葉にはビタミン類やカルシウムが含まれています。
できれば、葉がついたものを選び、捨てずにおいしくいただきましょう。
ただし大根を保存する際は、葉を切り落としてくださいね。
スライスした断面の繊維は、幾何学模様のよう。
どこまでが皮?と思う方も多いのではないでしょうか。
実は断面よく見ると、皮と実の間にうっすらと境目があるのが分かります。
むいた皮は、葉と同様、おいしくいただきましょう。
坂下美樹先生の大根の皮を使ったレシピはこちら▼
GREEN WEB|大根とにんじんの皮のチーズガレット (hokuren.or.jp)