Vol.55
じっくり見てみよう⑪
じゃがいも 編
写真館

北海道は、じゃがいもの収穫量が日本一!約8割のシェアを誇ります(※)。
道内各地で作付されている品種は約50種類もあり、用途もさまざまです。
今回は、令和6年産が全国へ出荷中のじゃがいもをじっくり見てみます。

※農林水産省「令和4年産野菜生産出荷統計」より

vol.55
じっくり見てみよう⑪
じゃがいも 編

じゃがいもは、種を播くのではなく、「種いも」を植えて育てます。
「種いも」は3年かけて増殖させるもので、
栽培管理は難しく、国が行う検査も厳しいことが知られています。
「種いも」の一大産地でもある北海道には、専門のベテラン農家さんもいるんですよ!



種いも生産者の記事はこちら >

じゃがいもの花は、品種によって色が違います。
写真左、紫色の花を咲かせているのは「メークイン」、
右側は「きたかむい」の白い花です。品種は違っても花の姿は似ていて、
同じナス科のナスやトマトとそっくり(じゃがいもはナス科なんです!)。
7月頃、北海道のじゃがいも畑では、満開の花が風に揺れます。

花が咲き終わり、葉や茎も枯れると、いよいよ収穫です。
大型収穫機が、傷がつかないように丁寧に掘り上げたじゃがいもは、
土をふるい落とされ、収納スペースに積まれていきます。
同じ機械の上では、割れたものは取り除くなど、
じゃがいも一つひとつを手で選別する作業が続きます。



じゃがいもの収穫作業の様子はこちら >

じゃがいもは、品種によって形や肉の色が違い、おすすめの料理も異なります。
写真左は、形が丸く、肉が黄色い「キタアカリ」。ほくほく感が好評で、
「粉ふきいも」、「煮もの」、「サラダ」、「コロッケ」に向いています。
右は、細長い卵形で、肉が白い「メークイン」。煮くずれが少ないため、
「シチュー」、「カレー」、「うま煮」がおいしく作れます。
作りたい料理に合わせて、品種を選ぶのも楽しいですね。
 
GREENのレシピでは、じゃがいもを使ったレシピを掲載



レシピ検索はこちらから >