『環(めぐる)』は、減農薬・減化学肥料の特別栽培(※)で作られ、さらに農作業での二酸化炭素の排出削減にも取り組む、カーボン・オフセットの玉ねぎです。カーボン・オフセットとは、企業や団体が地球温暖化対策として二酸化炭素排出量を減らす努力をした上で、どうしても削減できない量を、ほかの場所で削減・吸収した分から買い取ることで埋め合わせることをいいます。
「北見市玉葱振興会 特別栽培部会」では、豚のふんを原料とした有機肥料や、防虫効果のある木酢液など天然由来の資材を活用し、北海道の基準に対して化学肥料・農薬の使用量を半減させています。また、二酸化炭素を吸収した間伐材の木炭を畑に入れることで、二酸化炭素を土中に閉じ込めています。そうした努力をしたうえで、道有林の整備によって生まれた二酸化炭素の吸収量を売り上げの一部で買い取っています。
さらに、社会的な環境意識の高まりにも応えたいとの思いから、販売先の一つであるコープさっぽろと、森林保全に取り組んでいます。『環』玉ねぎ1パックを購入いただく都度、1円を「コープ未来(あした)の森づくり基金」に積み立て、北海道内で木を植える活動を行っています。
『環』の産地での出荷時期は、例年9月〜3月まで。主にコープさっぽろ、東海コープなどで取り扱っています(道内の一部店舗では、6月ごろまで販売しています)。
※農林水産省が定める各都道府県の基準に対し、化学肥料・農薬の使用を50%以上削減する栽培方法