株式会社もりもと
「お菓子を通して北海道を身近に感じて」



- もりもと千歳本店千歳市千代田町4丁目12-1
(営)9:00-19:00
TEL.0123-26-0218
https://morimoto-shinya.jp/
MENU
北海道を代表する果実、ハスカップを使ったジャムをクッキーでサンドした「北の小さなケーキ ハスカップジュエリー」などで物産展でもおなじみの『株式会社もりもと(本社・千歳市)』。近年、商品作りの軸になっているのが道産小麦です。
「品種も増えて、これまで作れなかった商品が作れるようになり、うれしいですね」と話すのは製造部商品開発専任課長の今伸五さん。その代表作が創業70周年記念商品の「時のバウムクーヘン」です。
「お世話になってきた北海道の生産者様と消費者の皆様に対する感謝の思いを込め、道産素材をたっぷり贅沢に使っています。『きたほなみ』だからできる風味や食べごたえにこだわりました」
「バウムクーヘン作りは経験とセンスがものを言うため、現在作れる職人は2人だけです。そのため、一日12本しか作れません」と今さん
洋菓子第一チーム課長の奥山優さんは、「北海道産の小麦は、香りが良いことと、もちっとした食感が特徴です。その食感を生かす製法を安定させるまでに約半年かかりました」と振り返ります。
「素材に甘えることなく、安定したおいしさをご提供するよう日々努めています」と奥山優さん
生産者とのつながりを重視する同社では、現地に出向き、時には完成した商品を手渡して対話を重ねているそう。2年前の小麦の不作時には生産者同様に苦しい思いを経験し、「良い時も悪い時も手を取り合うからこそ素材に向き合い、この小麦だからこの味! というものを作っていかなければ」と今さんは力を込めます。
バウムクーヘンの原料となる小麦粉は、横山製粉の「ゆきんこホワイト」。
現在ギフト需要が大幅に落ち込む中、「現状は大変厳しい」と前置きした上で、今さんは次のように話します。
「北海道の企業として、お客様に北海道を身近に感じていただくお菓子を作ることが私たちの役割です。私たちの思いと生産者の方々の思いを、北海道に来られない皆様にも丁寧に形にしてお届けしたいと思っています」
オーブンの温度は300度以上。当日の生地の状態や湿度などを見極めて、火力も微妙に調整しているそう。
(営)9:00-19:00
TEL.0123-26-0218
https://morimoto-shinya.jp/