こだわり、さまざま。北海道のすいか。

こだわり、さまざま。北海道のすいか。

産地いろいろ作り手の思いは一つ

 夏の味覚を代表する作物といえば、やっぱりすいかです。
 ひと口にすいかといっても、形や大きさ、果肉や果皮の色、模様など、そのバリエーションはさまざまです。加えて、接木や摘果、玉がえしなど大半が手作業のため、今なお機械化できない作物の一つでもあります。一般的な作物と比べて重労働が多い中で、生産者は「うちの地区のすいかが一番」との自負と、さまざまなこだわりを持って一玉一玉を生産しています。
 今号では、北海道のすいか栽培の歴史が古い〈らいでんスイカ〉の産地、JAきょうわ。全道一の産地で、〈ふらの西瓜〉を中心に多くの品種のすいかを生産する、JAふらの。贈答用の代表格〈でんすけすいか〉の産地、JA当麻を訪問。おいしいすいかを届けるという共通の思いとともに、各産地の取り組みについて話を聞きました。