道産の食材と重ねあわせてチーズを楽しむ

白い滴のマリアージュ

今回のテーマ

道産の食材と重ねあわせてチーズを楽しむ

ナチュラルチーズは、お酒と一緒にそのまま食べるというイメージが強いですが、お料理のなかで使ったり、季節の食材とあわせたりすることができます。特に、北海道のチーズは、北海道の旬の食材とあわせて、季節感をあふれさせることができます。

今回は、みなさんにぜひお試しいただきたい3つの組み合わせを提案します。

北海道らしい果物と
北海道らしいといえば、「ハスカップ」。生のハスカップはなかなか手に入らないかもしれませんが、乳製品との相性は抜群!生のもの、冷凍のもの、ジャムにしたもの、いずれもフロマージュブランとあわせて。ハスカップのみならず、ブルーベリーもよいですね。
また、桃や柿とモッツァレラが流行りましたが、北海道の青肉メロンとモッツァレラの組み合わせも最高に美味しいです。

じゃがいもや温野菜、そして鮭と
最近は、知名度があがって、レストランなどでも目にすることが増えたラクレット。北海道の工房でつくられるラクレットは、外国のものと比べてにおいもきつくなくて、食べやすいと大人気。
ホクホクしたじゃがいもは、ラクレットとの相性はもちろんですが、ウォッシュタイプを溶かしてあわせても香りも含めて相性抜群。まるで、ふかしたじゃがいもに、塩辛を乗せる北海道流の食べ方に似ています。グラタン、ラザニアなどにも。
また、鮭のムニエル、バター焼きに、ミルク感のあるセミハードタイプのチーズを乗っけて溶かすと、おいしさが何倍にも広がります。
寒い時期には、あたためて溶かしたチーズと、温野菜との組み合わせで、暖まりたいですね。

クリームチーズと鮭節、ねぎに醤油をかけて
クリームチーズは、パンに塗るだけでなく、和食にとてもあわせやすいです。居酒屋メニューの定番にもなった「いぶりがっことクリームチーズ」ですが、クリームチーズに鰹節、ねぎに醤油という冷ややっこのように食べてみてください。私は、こちらを黒松内町のトワヴェールさんで食べさせていただき、その組み合わせのおいしさにとても感動しました!鰹節も、最近北海道で取り組まれている「鮭節」を、また醤油も、大空町でつくられている「しじみ醤油」などを使って、オール北海道で揃えてみてはいかがでしょうか。

春夏秋冬、山のもの、畑のもの、海のもの、季節を感じられる北海道の幸。
ミルクも、四季によって異なります。そんなチーズの違いを、四季の恵とともに、ご一緒に試してみてくださいね。

(写真上)セミハードチーズの海苔巻き
(写真左)定番!ブルーチーズと道産蜂蜜
(写真下)カマンベールをトースターで焼くお手軽フォンデュ