日本酒
北海道の作り手と造り手。

日本酒 北海道の作り手と造り手。

 日本酒は、私たち日本人が誇る日本の食文化の一つです。
 近年、多種多様なアルコール飲料が台頭する中、日本酒の原料となる酒造好適米(以下、酒米)の作付面積は、北海道では着実に広がりをみせています。
 現在北海道で栽培されている酒米は、2000年に誕生した『吟風』を皮切りに、『彗星』『きたしずく』の主に3品種。それぞれの品質に対する評価は高く、全国新酒鑑評会では、道産の酒米を使った日本酒が16年前からほぼ毎年金賞を受賞しています。
 私たちは、酒米をそのまま口にすることはありません。酒蔵で醸造され、日本酒に生まれ変わって、初めて口にすることができます。さらに付け加えれば、1年1作の酒米を育てる生産者と、その米で酒を造る杜氏の力を掛け合わせて生まれる日本酒には、1年に懸ける思いも醸されています。
 寒い冬は、酒造りに最も適している季節ともいわれます。冬場の酒造りは「寒造り」と呼ばれ、現在でも多くの酒蔵が冬場を中心に仕込みを行っています。1月は、ちょうど「新酒」が出回る時期。今回のGREENは、道産酒米と道産酒の応援号です。