暮らしのすみずみにある、北海道の乳。
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暮らしのすみずみにある、北海道の乳。
生乳は、搾乳したままの牛の乳のことです。人間と同様に、乳牛は子牛を産んで、初めて乳を出します。生まれてから大人になるまで約14カ月。さらに、妊娠して出産するまでは約10カ月。私たちが1杯の牛乳を飲むためには、少なくとも2年の歳月がかかります。(※1)
生乳は牛乳以外にも、「濃縮する」「乾燥する」「発酵する」など、手を加えることにより、バターや粉乳、チーズ、ヨーグルトなどさまざまな製品に生まれ変わります。食感はもちろん味も用途も、栄養価も製品ごとに異なる乳製品は、チョコレートやアイスクリームのほか、コロッケなどの冷凍食品、意外なところではウインナーまで─原材料表示をよく見ると、さまざまな製品に使われていることが分かります。
北海道で生産された生乳は、バターなどの乳製品向けに多く使用されています。そのシェアは、国内で生産される乳製品の約9割(※2)。国産の乳製品は北海道の酪農なくしては成り立ちません。
温めた牛乳を飲むと気持ちが落ち着いたり、ソフトクリームを食べると幸せな気分になったり、時間の流れが少し緩やかに感じられたり─。牛乳や乳製品には、栄養だけではない、特別な味わいがあると思いませんか。皆さんの身の回りにある食品や飲料の原材料を見てみてください。「こんなところにも乳製品が使われている!」という意外な発見があるはず。そんな時は、北海道の風景を思い浮かべながら、ぜひ味わってみてください。
※1 一般社団法人中央酪農会議「ミルクジャパン」より
※2 農林水産省「牛乳乳製品統計」2019年より算出