おいしさ「認定」
ゆめぴりか。

おいしさ「認定」ゆめぴりか。

北海道から日本一の米を

 秋といえば、新米が出回る季節です。つややかで、風味豊かな味と香り ── 炊きたてのごはんは、何にも勝るごちそうです。北海道米の中でも、“ごちそう米”の筆頭に挙げられるのが、全国に多くのファンを持つ最上級ブランド米の『ゆめぴりか』です。
 『ゆめぴりか』は、北海道米の中でも特に粘りが強い低アミロース品種で、粒がやわらかく、豊かな甘みが持ち味。2008年に北海道の優良品種に認定され、2009年にデビューして以来、道内最高峰のお米としての地位を維持し、おいしいお米を選ぶ食味ランキングでは、最高位の「特A」評価を13年連続で獲得しています(※)。
 そのおいしさを支えているのは、全道各地の生産者と、生産者を中心に組織された「北海道米の新たなブランド形成協議会」の存在です。協議会では、『ゆめぴりか』の生産者に厳しいルールを課しています。おいしさの基準となる「タンパク値」を明確化し、品質確保に向けた取り組みを全道で統一。生産者は『ゆめぴりか』のおいしさを追求するべく、日々努力を重ねています。昨年収穫された22年産はタンパク値の出荷基準(7.4%以下)より、さらに厳しく設定されている目標値6.8%以下の比率が過去最高を達成しました。
 今号では、誕生から15年を迎えた『ゆめぴりか』を特集します。「北海道から日本一のお米を」という思いのもと、おいしい『ゆめぴりか』を作るために全道各地ではどのような取り組みが行われているのかを、協議会の会長と2人の生産者に聞きました。


※一般財団法人日本穀物検定協会調べ(2022年産米) ※2010年~2022年産米(2010年産米は参考品種)