酪農王国北海道を陰から支える存在
GREENの創刊からこの50年間で、元号は昭和から平成、令和へと変わり、生活様式や働き方も変化を遂げています。一方、日本の酪農を見てみると、全国の生乳生産量は、2009年から現在に至るまで、シェアの半分以上を北海道が占めるようになりました(図1・2)。
北海道の酪農家は、地域を支えるだけでなく、日本の酪農を支えています。しかしながら酪農家だけの力では、酪農そのものが成り立たないのも事実です。
そこで今号では、北海道の酪農をさまざまな立場から支える〝縁の下の力持ち〟ともいえる仕事にスポットを当てます。
酪農の世界には、消費者との接点があまりなく、広く知られる機会は少ないけれども、酪農を支える重要な仕事があります。GREENでは、そうした仕事に携わる人たちの思いを通して、北海道酪農の今を紹介します。