北海道産、ここがちがう!
愛され上手な夏野菜
子どもの頃、庭のきゅうりをもいでは丸かじりしていました。ポリポリとした食感、口中に広がるみずみずしさ、ウリっぽい匂いが好きで、今でもきゅうりは生で食べるのが好きです。
きゅうりはどのような食材、味付けとも相性が良い、愛され上手な夏野菜。今回は和風、洋風、エスニック風のサラダのレシピをご紹介します。
トップバッターは、豚の冷やししゃぶしゃぶ、またはサラダチキンと合わせ、ごまだれでいただく和風のサラダ。きゅうりは斜めに切って塩を振り、水に放って水気を切り、千切りにしたものをたっぷり添えます。
きゅうりは必ず、塩を振って水に放ち、水気をしっかり切ること。こうするとシャキシャキ感が長持ちし、料理の味わいにもメリハリが出ます。
シェフの「私ならこう作る」
ヨーグルトを使ったサラダ
洋風のサラダには、ドレッシングではなくヨーグルトを使います。できれば、しっかりした風味を楽しめる水切りヨーグルトがおすすめです。
きゅうりは両端を切り落として板摺りをしてイボを取り、断面を少しずつ回転させながら乱切りにします(ビニール袋などに入れて、麺棒などで叩いても良いです)。ヨーグルトは、塩とレモン汁を加えて味を整え、アボカド、ゆでたえびは食べやすい大きさに切ります。これらをディルまたはミント、イタリアンパセリと一緒に、さっくり和えたらできあがりです。
おいしく食べ切るヒント
エスニック風の味付けで
味付けを変えてみるのも、食べ切るヒントのひとつです。エスニック風の味付けは暑い日でも食べやすく、香草を使うと爽やかな一皿となって食べ飽きしません。
先にご紹介した洋風のサラダと同じように切ったきゅうりと、食べやすい大きさに切ったキウイをレモン汁とヌクマムなどの魚醤を混ぜたもので和えます。仕上げにパクチーとミントをふんわりのせたお皿は、見た目も涼やか。きゅうりもたっぷり食べられます。
きゅうりとミント、パクチーの組み合わせはヨーロッパやインドでは定番で、インドではヨーグルトを合わせることが多いようです。ぜひ、お試しください。
上手な選び方、保存方法
皮、太さ、イボで見分ける
皮にハリと弾力があり、太さが均一なもの、イボが尖っているものを選びます。また、私の好みですが、色が濃いものに手が出ます。
保存する際は、冷やし過ぎないように。冷蔵庫では、新聞紙またはラップで全体をくるみ、野菜室で保存します。