みんなで減らそう!おうちの食品ロス。

みんなで減らそう!おうちの食品ロス。

“もったいない”の意識を行動に

 北海道の農畜産物と生産者の声をお届けするGREEN。今号では、それらの食材と切っても切り離せない、食品ロスをテーマに選びました。
 食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず、捨てられてしまっている食べ物のことです。食べ物を無駄にしてしまうことは、“もったいない”だけでなく、環境悪化などさまざまな問題の要因にもなります。
 以前、GREENで日本の食料自給率を特集しました。従来の記事と比べて、とっつきにくい内容ではありましたが、多くの読者から関心が寄せられました。食品ロスの問題も、同様に大切なことだと私たちは考えています。
 今回、全国のぐりんぐらん会員に向けて、食品ロスに関するアンケートを実施したところ、約900人もの皆さんから回答がありました。食品ロスについて、「知っている」と答えた人が9割以上。食品ロスを意識して普段行動していますか? という質問に対しては、「常に意識して行動している」と答えた人が約5割。「たまに行動している」「ときどき」を含めると約9割にも上りました。
 この結果から、幅広い年代の皆さんが、“食”への関心が高く、問題意識を持って行動していることが分かりました。すでに実践されている人も多いですが、食品ロスの正しい知識を増やすことで、家庭での食品ロス量をまだまだ減らすことができそうです。
 食品ロスを減らすことができれば、私たちの未来にどんな影響がもたらされるのでしょうか。日常的に減らすために、私たちは具体的にどんなアクションを起こせばいいのでしょうか。そんな疑問を、消費者庁 食品ロス削減推進室室長の田中誠さんに尋ね、アドバイスもいただきました。